2017
02.13

ルナ・パークLuna Park

Yves Montand Luna Park


Luna Park0イヴ・モンタンYves Montandの「ルナ・パークLuna Park」は、チャーリー・チャップリンCharlie Chaplinの「モダン・タイムスModern Times」(1936年)に描かれていたような、ベルトコンベアが走る流れ作業に従事する一労働者が主人公で、労働者階級の生活を表現するこの曲は、かなり共産主義寄りの思想を持っていた当時のモンタンにたいへんふさわしい曲だったようです。1945年。作詞:ジャン・ギゴJean Guigo、作曲:ルールー・ガステLoulou Gasté。

ルナ・パークLuna Parkは1909年から1948年まで、パリの16区のポルト・マイヨla porte Maillotの近く、現在のパレ・デ・コングレPalais des congrès de Parisのあたりにあった遊園地です。午後1時から真夜中の12時まで開園。ウオーターシュートやローラーコースター(ジェットコースター)、そしてダンス・ホールなどがあり、パリおよび周辺に住む人々の娯楽の場として大いに賑わっていました。



オランピアのステージ



Luna Park    ルナ・パーク
Yves Montand  イヴ・モンタン


Dans mon usine de Puteaux 注1
On peut dire qu' j' ai le fin boulot
Ça f' sait bien trois cent soixante cinq jours de long
Que j' vissais toujours le même sacré petit boulon
Mais celà ne m' empêche pas de chanter
Hidlele hidlele hideledele 注2
Dès que j' ai ma petite heure de liberté
Hidlele hidlele hideledele

  ピュトーの工場で
  言ってみりゃぁ僕は上等な仕事をしてる
  のべつ365日間
  おんなじいまいましいちっちゃなボルトを締めるのさ
  だけどそれは歌うことの妨げにはならない
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ
  ちょっとした自由な時間がありさえすりゃ
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ

Luna Park1


Je vais tout droit à Luna Park
Dans le jour cru des lampes à arcs
Sur la chenille 注3
Je vois des filles
Je vois les filles et leurs dessous
En soie en fil ou en pilou
Et le pick-up chante comme moi
Hidlele hidlele hideledele hey !
Hidlele hidlele hideledele

  僕はルナ・パークに直行する
  真昼のようにどぎついアーク灯のもと
  キャタピラーの上に
  女の子たちが見える
  女の子たちと
  彼女たちのシルクやリネンやネルの下着が見える
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ ヘイ!
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ

Luna Park3


Le travail c' est ahurissant
Pour le corps c' est bien salissant
Quand je touche ma paye vers la fin du mois
Je sais qu' à Puteaux y' a des gars plus riches que moi
Mais celà ne m' empêche pas de chanter
Hidlele hidlele hideledele
Luna-Park est ma réserve de gaité
Hidlele hidlele hideledele

  仕事はとてつもないもんで
  体はといえば汚れっぱなし
  月末に給料をもらう時には
  ピュトーには僕よりもリッチなやつらがいるんだと思い知る
  だがそれは歌うことの妨げにはならない
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ
  ルナ・パークは僕の喜びの源さ
  ヒドゥレレ ヒドゥレレ ヒドゥレドゥレ

À tous les stands je suis salué
Des patrons et des habitués
Garçons et filles
C' est ma famille
Partout ailleurs je n' suis rien
À Luna Park je suis quelqu' un
Vive Luna Park et vive la joie 注4
Feledlele delele delele fleptogo

  どの店でも僕は
  店主や常連から挨拶されるし
  男の子たちや女の子たちは
  僕の家族さ
  他所じゃ僕は無価値な男だが
  でもルナ・パークじゃ僕は大物さ
  ルナ・パーク万歳、喜び万歳
  フェルドゥレレ ドゥレレ ドゥレレ フレプトゴー

Luna Park2


[注]
1 Puteaux「ピュトー」イル・ド・フランスÎle-de-France地域圏オー=ド=セーヌ(Hauts-de-Seine県の都市で、都市再開発地区のラ・デファンスLa Défenseがある。1961年のアンリ・コルピHenri Colpi監督の「かくも長き不在Une aussi longue absence」の舞台。
2 Hidlele hidlele hideledeleはスイスのヨーデルの発声を表している。
3 chenille「キャタピラー」は、戦車のキャタピラーや自転車のチェーンのようにエンドレスにつながったローラーコースターのレールのことを言っているようだ。
4 viveは間投詞で、Vive la France!「フランス万歳!」やVive les Mariés!「新郎新婦万歳!」と同様。




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