2016
11.12

決して云わないでN'avoue jamais

Guy Mardel Navoue jamais


シンガー・ソングライターのギ・マルデルGuy Mardelは、シャンタル・ゴヤChantal Goyaとデュオで歌う「バラを君にPrends une rose」をすでにご紹介していますが、1944年にアルジェリアのオランで生まれ、15歳までアルジェリアで暮らしたのち、1959 年にフランスに移り歌手となりました。すなわちエンリコ・マシアスEnrico Maciasと同様にピエ・ノワールPieds-Noirsです。デヴュー後、最初のうちは鳴かず飛ばずでしたが、1965年のユーロヴィジョン・コンクールで、フランス代表として「決して云わないでN'avoue jamais」を歌い、3位に入賞しました。

今回、この曲を取り上げましょう。作詞は、フランソワーズ・ドランFrançoise Dorin、作曲はギ・マルデル自身。日本では越路吹雪の歌で知られています。
この曲のタイトル:N'avoue jamais のavouerという動詞は「白状する、告白する」という意味で、この歌詞では、誰かを好きになっても性急な告白はするな。回り道をして待てば永続する本物の愛が得られる、と言っています。日本語の歌詞とはずいぶん趣旨が違うようですね。

1965年のユーロヴィジョン・コンクール




N'avoue jamais  決して云わないで
Guy Mardel    ギ・マルデル


{Refrain:}
N'avoue jamais,
Jamais, jamais, jamais, jamais
N'avoue jamais que tu aimes
N'avoue jamais, jamais,
Jamais, oh non jamais
N'avoue jamais que tu l'aimes

  云っちゃダメ、
  ダメ、ダメ、ダメ、ダメ
  云っちゃダメ 愛してるって
  云っちゃダメ、ダメ
  ダメ、いやダメだ
  云っちゃダメ 彼を愛してるって

Navoue jamais1


Si tu veux qu'on te donne
Tout ce que tu attends
Si tu veux que l'automne
Ait le goût du printemps
Sois celui qui déroute
Et souviens-toi toujours
Qu'il faut semer le doute
Pour récolter l'amour

  もしも君の待っているものをすべて
  誰かがくれることを望むなら
  もしも秋が
  春の風情をもつことを望むなら
  回り道をなさい
  そしていつも覚えておくといい
  愛を収穫するためには
  疑いの種を撒かなきゃならないことを

{Refrain}

Si tu tiens à défendre
Ton bonheur d'amoureux
Si tu tiens à entendre
Les plus tendres aveux
Soit celui que l'on aime 
Pour ce qu'il ne dit pas
Qui commence un poème
Mais ne le finit pas

  もしも君が
  恋するしあわせをまもりたいと望むなら
  もしも君がとても甘い告白を
  聞きたいと望むなら
  愛する相手の誰かさんは
  口には出さないことを
  詩に託し始め
  それをやめることはない

Navoue jamais2


{Refrain}

{Coda:}
N'avoue jamais, jamais
Jamais, jamais
Jamais, n'avoue jamais que tu l'aimes

  云っちゃダメ、ダメ
  ダメ、ダメ
  ダメ、云っちゃダメ 彼を愛してるって

[注] Soit「仮に…だとしよう」という仮定を示す。この部分は意訳した。


コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top