
ジョルジュ・ムスタキGeorge Moustakiの「生きる時代Le temps de vivre」は、1968年のフランスの「五月革命Mai 68」をテーマとした曲です。この曲は、革命の翌年1969年にベルナール・ポールBernard Paul監督が作った同名の映画のためのもので、エンディングの場面でHénia Sucharが歌いました。映画はヒットせずこの曲も注目されませんでしたが、ムスタキは同年にリリースしたアルバムLe métèqueのなかでこの曲を自ら歌い、それが大ヒットしました。「五月革命」に関しては「ああ!パリの美しき5月!Ah!le joli mois de mai a Paris!」のページに少々書いていますのでご覧ください。
ムスタキのこの歌はとても短くてシンプルですが、嵐が去って、従来の価値観がすべて洗い流され、自由ないのちだけを元手に再出発するといった内容で、人生のさまざまな節目で、心をリフレッシュしてくれる歌です。
Le temps de vivre 生きる時代
George Moustaki ジョルジュ・ムスタキ
Nous prendrons le temps de vivre
D'être libres mon amour
Sans projets et sans habitudes
Nous pourrons rêver notre vie
恋人よ僕たちは生きる時代を
自由な時代を選択するだろう
計画もなく習慣もなく
僕たちは自らの人生を思い描くことができるだろう

Viens je suis là je n'attends que toi
Tout est possible tout est permis
おいでよ僕はここにいて君だけを待っている
すべてが可能ですべてが許されるんだ
Viens, écoute ces mots qui vibrent
Sur les murs du mois de mai
Ils nous disent la certitude
Que tout peut changer un jour
おいで、五月の壁で震えている
言葉をお聞き
それは僕たちに伝えている
いつかすべてが変わり得るという確信を

Viens je suis là je n'attends que toi
Tout est possible tout est permis
おいでよ僕はここにいて君だけを待っている
すべてが可能ですべてが許されるんだ
Nous prendrons le temps de vivre
D'être libres mon amour
Sans projets et sans habitudes
Nous pourrons rêver notre vie
恋人よ僕たちは生きる時代を
自由な時代を選択するだろう
計画もなく習慣もなく
僕たちは自らの人生を思い描くことができるだろう

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