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2016
06.20

パリのフラメンコLe flamenco de paris

Yves Montand Flamenco De Paris


「パリのフラメンコLe flamenco de paris」は、「スペインの船Le bateau espagnol」とともに、アナーキストを自認するレオ・フェレLéo Ferréが、スペイン内戦後にフランコ政権から逃れてフランスに亡命してきた共和派の人々への共感を込めて1947年に作ったといわれます。

歌詞は非常に簡潔で、「耐えろPacienca!」というスペイン語の絶叫で終わります。

ほかにイヴ・モンタンYves Montandが1952年から歌っています。私は10枚組のシャンソン大全集で聴きましたが、フェレの曲をほかの歌手が歌っているLes interprètes de Léo Férréというアルバム(冒頭の画像)にも入っています。フェレの歌は激しいですが、モンタンの方がフラメンコ調の美しいメロディーが活かされているので、個人的にはこちらが好きです。


レオ・フェレ



イヴ・モンタン



Le flamenco de paris  パリのフラメンコ
Yves Montand      イヴ・モンタン


Tu ne m´as pas dit que les guitares de l´exil
Sonnaient parfois comme un clairon
Toi, mon ami l´Espagnol de la rue de Madrid
Rencontré l´autre hiver une fleur sur les lèvres

  君は僕に言わなかったね 亡命したギターが
  ときにはラッパのように響くなんて
  君、マドリッドの通りのスペイン人の友達
  ある冬に唇に花をくわえた姿で出会った君

Le flamenco de paris1


Je ne t´ai pas dit que les guitares de Paris
Pouvaient apprendre ta chanson
Toi, mon ami l´Espagnol de la rue de Madrid
Rencontré l´autre hiver une fleur sur les lèvres

  僕は君に言わなかったね パリのギターが
  君の歌を学ぶことができるなんて
  君、マドリッドの通りのスペイン人の友達
  ある冬に唇に花をくわえた姿で出会った君

Le flamenco de paris2


Et puis tu es parti dans les rues de Paris
Et tu ne m´as rien dit...

  そして君はパリの街なかに去って行った
  そして君は僕になにも言わなかった…

Pacienca!

  耐えろ!


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