2016
04.30

辻公園Le square

Juliette Gréco Le square


ジュリエット・グレコJuliette Grécoの「辻公園Le square」(1961年)は、すてきなワルツの曲で、作家のマルグリット・デュラスMarguerite Durasの詩に、ジョルジュ・ドルリューGeorges Delerueが曲をつけたもの。ドルリューは、フランソワ・トリュフォーFrançois Truffautの主要な映画作品で音楽を担当した作曲家です。この曲の既存の邦題は無いようですが、1955年に出版された小説も同じくLe squareなので、その邦題をいただきました。小説は、人生に疲れた中年の行商人と、未来に不安を持つ若い女中とが辻公園で偶然出会い、それぞれの生活や人生観について会話するという内容。この歌詞はそれと関連しているようです。

ご紹介していた動画が削除され、代わりが見つかりませんので、あらたに自分で作りました。



Le square     辻公園
Juliette Gréco  ジュリエット・グレコ


Quand le lilas fleurira mon amour
Quand le lilas fleurira pour toujours
Quand notre espoir sera là chaque jour
Quand notre espoir fleurira pour toujours

  リラの花が咲くときには ねぇお前
  リラの花がずっと咲き続けるときには
  僕たちの希望は毎日そこにあり
  僕たちの希望はずっと咲き続けるだろう

Le square1


{Refrain :}
Petite fille, petite fille, n’auras-tu pas rêvé? 注1
Les longues veilles, la mort si vaine 注2
Et la guerre oubliée

  少女よ、少女よ、君は想像しなかったかい?
  長い寝ずの労働を、とても虚しい死を
  忘れられた戦争を

Dans la forêt les oiseaux ont chanté
Dans la cité les enfants ont dansé
Dans le jardin les fruits d’or sont tombés
Dans leur splendeur ton sourire de l’été

  森では小鳥たちが歌った
  都会では子どもたちが踊った
  果樹園には金色の果物が落ちた
  それらの輝きのなかに君の夏の微笑みがある

Le square2


{Refrain}

Regarde au loin le chemin d’où tu viens
Écoute enfin éclater le matin
Le vaste monde est au cœur du jardin
Le bleu du monde est au creux de ta main 注3

  ごらんよ はるか向こうに君がそこからやって来た道を
  お聴きよ とうとう朝がはじけるように始まるのを
  広い世界は庭の真ん中にある
  世界の美しさは君の手にある

La lalala lalala lalala
La lalala lalala lalala
Le vaste monde est au cœur du jardin
Le bleu du monde est au creux de ta main

  ラ ラララ ラララ ラララ
  ラ ラララ ラララ ラララ
  広い世界は庭の真ん中にある
  世界の美しさは君の手にある

[注] グレコが歌っているが、mon amour とpetite filleという呼びかけと、文脈から判断して、男性(小説のなかの行商人?)の立場の訳文にした。
1 この前未来形は、叙法的用法で、推測や緩和を含めた表現。
2 veilleは複数で「徹夜仕事」の意味に用いられる。
3 bleu「青」は「美しさ」を意味する。



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