2015
11.28

いつ帰ってくるの? Dis, quand reviendras-tu ?

Barbara Ce matin-là


バルバラBarbaraの「いつ帰ってくるの? Dis, quand reviendras-tu ? 」は、1964年に同名のアルバムに収録された曲。ムルージMouloudjiの「サンフランシスコの6枚の枯葉Six feuilles mortes de San Francisco」は、長い船旅をしている男がパリで待っている女に出すラブレターといった内容でしたが、こちらはパリで男の帰りを待ちあぐねている女の側の心情を歌っています。日本語で女性歌手に好んで歌われる曲の一つです。



いろんな歌手のカヴァーがありますが、意外なところでベナバルBénabarを選びました。



Dis, quand reviendras-tu ?  いつ帰ってくるの?
Barbara          バルバラ


Voilà combien de jours, voilà combien de nuits, 注1
Voilà combien de temps que tu es reparti,
Tu m'as dit cette fois, c'est le dernier voyage,
Pour nos cœurs déchirés, c'est le dernier naufrage,
Au printemps, tu verras, je serai de retour, 注2
Le printemps, c'est joli pour se parler d'amour,
Nous irons voir ensemble les jardins refleuris,
Et déambulerons dans les rues de Paris,

  どれだけの日が過ぎたの、どれだけの夜が過ぎたの、
  どれだけの時が過ぎたの、あなたが去ってから、
  あなたは今回言ったわね、これが最後の航海だ、
  僕たちの張り裂けそうな心にとって、これが最後の難破だと、
  春には、きっと、僕は戻っている、
  春は、恋を語り合うにはいい季節だ、
  再び花が咲いた庭園を一緒に見に行こう、
  それからパリの街を散歩しようよと、

Dis quand reviendras tu0


Dis, quand reviendras-tu,
Dis, au moins le sais-tu,
Que tout le temps qui passe,
Ne se rattrape guère,
Que tout le temps perdu,
Ne se rattrape plus,

  ねえ、いつ帰ってくるの、
  ねえ、すくなくともお分かりでしょう、
  過ぎゆく時は、
  取り戻せやしないって、
  失った時間は、
  戻っては来ないって、

Le printemps s'est enfui depuis longtemps déjà,
Craquent les feuilles mortes, brûlent les feux de bois,
A voir Paris si beau dans cette fin d'automne,
Soudain je m'alanguis, je rêve, je frissonne,
Je tangue, je chavire, et comme la rengaine,
Je vais, je viens, je vire, je tourne, je me traîne, 注4
Ton image me hante, je te parle tout bas,
Et j'ai le mal d'amour, et j'ai le mal de toi, 注5

  春はもうとっくの昔に過ぎ去り、
  枯葉がかさかさ音を立て、薪が燃えている、
  この晩秋の季節にとても美しいパリを見ていて、
  突然 私は力をうしない、夢見心地になり、震え、
  揺れ、崩れ、決まり文句で言われるように、
  行ったり来たり、あちこち向きを変えたり、足を引きずったりする、
  あなたの面影がつきまとい、私はあなたに小声で語りかける、
  そして恋に苦しみ、あなたを恋しく思う、

Dis quand reviendras tu2


Dis, quand reviendras-tu,
Dis, au moins le sais-tu,
Que tout le temps qui passe,
Ne se rattrape guère,
Que tout le temps perdu,
Ne se rattrape plus,

  ねえ、いつ帰ってくるの、
  ねえ、すくなくともお分かりでしょう、
  過ぎゆく時は、
  取り戻せやしないって、
  失った時間は、
  戻っては来ないって、

J'ai beau t'aimer encore, j'ai beau t'aimer toujours, 注6
J'ai beau n'aimer que toi, j'ai beau t'aimer d'amour,
Si tu ne comprends pas qu'il te faut revenir,
Je ferai de nous deux mes plus beaux souvenirs,
Je reprendrai la route, le monde m'émerveille,
J'irai me réchauffer à un autre soleil, 注7
Je ne suis pas de celles qui meurent de chagrin,
Je n'ai pas la vertu des femmes de marins,

  あなたをまだ愛していても無駄、いつも愛していても無駄、
  あなただけ愛していても無駄、愛情込めて愛していても無駄ね、
  あなたが戻らなくてはいけないと分からないのなら、
  私たち二人のことは私の一番きれいな想い出にするわ、
  私は別の道に、私を驚嘆させてくれる世界に向かい、
  新たな太陽でまた温まることにするわ、
  私は悲嘆して死ぬ女たちとは違うし、
  私は船乗りの妻のような貞節は持ち合わせないのよ、

Dis quand reviendras tu1


Dis, quand reviendras-tu,
Dis, au moins le sais-tu,
Que tout le temps qui passe,
Ne se rattrape guère,
Que tout le temps perdu,
Ne se rattrape plus...

  ねえ、いつ帰ってくるの、
  ねえ、すくなくともお分かりでしょう、
  過ぎゆく時は、
  取り戻せやしないって、
  失った時間は、
  戻っては来ないって…

[注]
1 voilà+期間の表現「(…してから)…経つ、…になる」ここではcombien de「どれだけの(期間)」が経つかと言っている。
2 tu verras「後で分かるよ」。「きっと」と意訳した。
4 vire と(se) tournerは「向きを変える、回転する」という同じ意味で、aller et venir「行ったり来たり」と同様、tourner et vire「あっち向いたりこっち向いたり」などとセットにして用いられる。前行でrengaine「決まり文句」と言っているのはそうした意味。se traînerは「這う」と「足を引きずって歩く」の両義があるが、外でのことなので後者にした。
5 avoir le mal d'amourは「恋に苦しむ」だが、 le mal de qn.は「…が恋しい」。
6 avoir beau+inf.「たとえいくら…しても(無駄である)」
7 un autre soleil=un autre homme「別の男」ということだろう。



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