2014
09.17

干草の上でCouchés dans le foin

Mireille Couches dans le foin


悲しい曲のあとは、「干草の上でCouchés dans le foin」という楽しい曲です。作詞はJean Nohainで、ミレイユMireille(Mireille Hartuch 1906-1996)が作曲し歌いました。1928年に彼女が作ったオペレッタFouchtraのなかの曲でしたが、ピル&タベPills et Tabet(Jacques Pills et Georges Tabet)のデュオが1932年に歌ってヒットし、その後、ミレイユ自身のほか、シャルル・アズナヴールCharles Aznavourなど多くの歌手が歌いました。

ミレイユは、「あなたが旅立つというので Puisque vous partez en voyage」をジャン・サブロンJean Sablonと歌った歌手。彼女は、1955年からLe Petit Conservatoire de la chanson(「シャンソンの小さな学校」の意味)という番組を持ち (1955年からラジオで、1960年から1974年まではテレビで)、そこでアリス・ドナAlice Dona、セルジュ・ゲンズブールSerge Gainsbourg、イヴ・デュテイユYves Duteil、フランソワーズ・アルディーFrançoise Hardy、アラン・スーションAlain Souchonら、明日を担う新人歌手を登場させて応援したことでも知られています。

ミレイユ



シャルル・アズナヴール



フランソワーズ・アルディーFrançoise Hardyとジュリアン・クレールJulien Clerc



Couchés dans le foin           干草の上で
Mireille                   ミレイユ


{Refrain:}
Couchés dans le foin
Avec le soleil pour témoin
Un p’tit oiseau qui chante au loin
On se fait des aveux
Et des grands serments et des vœux
On a des brindill’s plein les ch’veux
On s’embrasse et l’on se trémousse
Ah! que la vie est douce douce,
Couchés dans le foin avec le soleil pour témoin.


  お日様に見守られ  
  干草に寝そべって  
  小鳥が遠くでさえずっている
  私たちは愛の告白と
  大きな誓いと求愛を交わす
  私たちは髪を小枝だらけにし
  私たちは抱き合ってもぞもぞする
  ああ!人生はなんてステキなの、
  お日様に見守られ干草に寝そべって

couche1.jpg


Il ne faut pas que je vous cache
Que j’eus toujours la sainte horreur des vaches. 注1
Dans ma famille, c’est un tort,
Hélas! le métier de toréador
N’a jamais été notre fort. 注2
J’aimerais mieux qu’on m’injurie,
Qu’on me pende ou qu’on m’expatrie
Plutôt que de toucher un pis, 注3
Un pis de ma vie.
Je suis ainsi, tant pis
Et c’est dommage.
Le fils de la fermière est charmant et on a le même âge 注4
Par bonheur pour les amoureux, 注5
Il est au grand air d’autres jeux 注6
Des jeux que j’aime davantage
Des jeux que j’aime davantage.

  あなたに隠すべきじゃないわ
  私がいつも雄牛をとっても恐がっていたことを。
  私の家ではね、それはいけないことで、
  あーあ!闘牛士の職業は
  けっして私たちには向いていなかった。
  むしろののしられたほうが、
  つるし首になったり国を追い出されたりしたほうがましよ
  牛の胸に触るより、
  つまり私の人生のもっと嫌なことに関わるよりは。
  私はそうなの、しかたないわ
  でも残念なことよ。
  農家の息子は魅力的で私たちは同じ年頃
  恋人たちにとって幸いなことに、
  野外には別の楽しみがあるわ
  私がもっと好きな楽しみが
  私がもっと好きな楽しみが。

{Refrain:}

couche2.jpg


Vous connaissez des femmes du monde
Qui jusqu’à quatre-vingts ans restent blondes
Qui sont folles de leur corps. 注7
Pour leurs amours il leur faut des décors
Des tapis, des coussins en or
De la lumière tamisée
Et des tentures irisées
Estompant sous leurs baisers
Des appas trop usés,
Eh bien tant pis,
Mais c’est dommage.
Quand on est vigoureux, quand on aime et qu’on a mon âge
Tous ces décors sont superflus
Les canapés je n’en veux plus
Je ne fais plus l’amour en cage
Gardez, gardez vos éclairages.

  知っているかい、
  80歳まで金髪のままで
  情欲におぼれている世の中の女たちを。
  彼女たちの情事には室内装飾や
  絨毯や金ピカのクッション
  落とした明かり
  虹色の壁紙が必要なのさ
  愛撫のあいだ
  性的魅力の格段の衰えをぼやかすために、
  まあしかたがない、
  だが残念なことだ。
  頑健な年ごろ、愛する時、僕の年ごろには
  こうした装飾は余分だ
  ソファなんて要らない
  檻のなかで愛したりしない
  明かりを点けて、点けておくんだ。


[注] 歌詞は、ミレイユの歌に即した。フランソワーズ・アルディー&ジュリアン・クレールもほぼ同じ。ピル&タベとアズナヴールは、Il ne faut pasの節から歌い始めている。最後の節は彼ら以外は歌っていない(私も自分が歌うとしたら歌わないだろう)。
1 saint(e) (恐怖、反感などが)「非常な、極度の」。闘牛士の家系だが雄牛が怖いという、この節の内容は、男性の場合だと分かりやすいが、女性歌手が歌うと合わないように思える。
2 fort名詞で「長所、得意」などの意味。
3 plutôt que de+inf.「…よりもむしろ…」pis(牛や羊の)「そとばら、乳房」。次行のpisでは、「もっと悪いこと」の意味に変えている。
4 ミレイユとアルディはfils「息子」と歌っているが、ピル&タベとアズナヴールは、fille「娘」と歌っている。
5 par bonheur「幸いにも」
6 Il est=Il y a「…がある」。実主語はd´autres jeux 。grand air「野外、野山」。
7 fou(folle) de son corps「肉欲におぼれた」



コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top