2015
11.21

ピエールPierre

Barbara chante Barbara


バルバラBarbaraは、恋人(夫?)の帰りを待つ心境や、恋しくて逢いたい気持ちなどをテーマにした曲をいくつも作り歌っています。今回取り上げる「ピエールPierre」もそのひとつ。少ない言葉のなかにバルバラらしい感性が込められた実に美しい曲で、1964年の「バルバラ自身を歌うBarbara chante Barbara」に収録され、このアルバムは翌1965年にACCディスク大賞を受賞しました。このアルバムに収録された曲は皆すばらしいです。「リヨン駅Gare de Lyon」「死に憧れてÀ mourir pour mourir」「ナントに雨が降るNantes」「サン=タマンの森でAu bois de Saint-Amand」「パリ、8月15日Paris, 15 août」「愛していると言えなくてJe ne sais pas dire」をすでに訳しました。あと5曲、少しずつ取りかかる予定です。



Pierre   ピエール
Barbara  バルバラ


Il pleut,
Il pleut,
Sur les jardins alanguis,
Sur les roses de la nuit,
Il pleut des larmes de pluie,
Il pleut,
Et j´entends le clapotis,
Du bassin qui se remplit,
Oh mon Dieu, que c´est joli,
La pluie,

  雨が降る
  雨が降る
  うら淋しい庭に
  夜の薔薇のうえに
  雨粒の涙が降る
  雨が降る
  泉水の溢れる
  ざあざあという音を聞く
  まぁほんとうに、なんと綺麗なの
  雨は

Pierre2.jpg


Quand Pierre rentrera,
Il faut que je lui dise,
Que le toit de la remise,
A fui,
Il faut qu´il rentre du bois,
Car il commence à faire froid,
Ici,

  ピエールが帰って来たら
  言わなきゃ
  倉庫の屋根が
  飛んじゃっちゃったと
  薪をしまわなきゃ
  寒くなってきたから
  この辺りは

Oh, Pierre,
Mon Pierre,

  おお、ピエール
  わたしのピエール

Sur la campagne endormie,
Le silence et puis un cri,
Ce n´est rien, un oiseau de la nuit,
Qui fuit,
Que c´est beau cette pénombre,
Le ciel, le feu et l´ombre,
Qui se glisse jusqu´à moi,
Sans bruit,

  眠り込んだ田園の
  しじまに叫び声
  何でもないわ、夜鳥が
  飛び去る
  なんて美しいのこの薄明りは
  空、光そして影が
  わたしのところまで滑り込んでくる
  音もなく

Pierre3.jpg


Une odeur de foin coupé,
Monte de la terre mouillée,
Une auto descend l´allée,
C´est lui,

  刈り取った干し草の香りが
  湿った地面から立ち昇る
  車が一台、小道をくだって来る
  彼だわ

Oh, Pierre,
Pierre...

  おお、ピエール
  ピエール…


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