2015
06.30

生きているかぎりPour la vie

Patrick Bruel Pour la Vie


今回はパトリック・ブリュエルPatrick Bruelの「生きているかぎりPour la vie」。Gérard Presgurvicが作った曲です。1999年のアルバムJuste avantに収録されたのち、翌年にシングルカットされました。以前取り上げた「偉人広場Place des Grands Hommes」(1991年)とちょっと似通った歌詞内容なので、比べて見てください。



Pour la vie             生きているかぎり
Patrick Bruel          パトリック・ブリュエル


On est partis c´était fin juin
On s´est embrassé serré la main
Un pour tous et tous pour un
Et puis chacun a pris son train
On avait tous aussi peur
On s´est juré la main sur l´cœur
Qu´on s´reverrait avant dix ans
On s´est revus et maintenant
De temps en temps on s´invite
Même si souvent on s´évite
On s´dit bien sûr j´m´en souviens 注1
Mais on s´rappelle de moins en moins
Ça nous a pas rendus amers
On sait bien qu´on peut rien n´y faire

  僕たちは出発した 6月の末のことだった
  僕たちは互いにキスを交わし握手した
  一人がみんなにみんなが一人に
  そしてそれぞれが自分の列車に乗った
  僕たちはみんな恐れていた
  僕たちは胸に手を置いて互いに誓った
  10年以内に会おうと
  僕たちはまた会ったそして今
  時々僕たちは誘い合い
  またしばしば互いに避ける
  僕たちはもちろん互いによく言う 僕は覚えているよと
  だが僕たちは次第にお互いを思い出すことが少なくなった
  そのことは僕たちを辛い気持ちにはさせなかった
  僕たちは自分たちにはどうしようもないことだとよく分かっていた

Pour la vie1


C´est la vie, c´est la vie,
C´est la vie qui nous change
Et qui dérange
Toutes nos grandes idées sur tout
C´est la vie, c´est la vie,
C´est la vie qui décide
Qui nous file des rides
Au coin des yeux et du cœur
A quoi ça sert d´aller contre
On perd son temps
Et quand on r´garde nos montres 注2
Tout à coup on comprend
Y ´en a qui ont fait des enfants
Y ´en a d´autres qui ont dit j´attends
On a tous aimé les femmes
On s´est tous trouvés du charme
On est tous devenus quelqu´un
Dans son quartier ou plus loin
Bien sûr on s´est perdus de vue 注3
Mais on n´appelle pas ça perdu
On s´est traités de tous les noms 注4
On s´est tombés dans les bras 注5
On n´a pas osé dire non
On a dit oui quand fallait pas
Ça nous a pas empêchés
De continuer à s´aimer

  それは人生、それは人生さ、
  僕たちを変え
  なかんずく僕たちの思い上がった考えを妨げるものは人生さ
  それは人生、それは人生さ、
  決めるのは
  僕たちの目尻と心の隅に
  シワを作るのは人生さ
  逆らって何になる
  時間の無駄さ
  そして腕時計を見て
  すぐさま僕たちは気づく
  僕たちのなかには子どもを作った者たちがいる
  待ってるところだと言ったほかの者たちもいる
  僕たちは皆、女性を愛した
  僕たちは皆、自分の魅力を知った
  僕たちは皆、自分の地域であるいは遠い地で
  何がしかの者になった
  もちろんお互いご無沙汰だったが
  僕たちは疎遠になったとは思っていない
  僕たちは罵詈雑言を浴びせ合った
  僕たちは互いの胸にすがった
  僕たちはあえてノーは言わなかった
  僕たちは必要がなくてもイエスと言った
  そのことが、たがいに愛し合うことを
  妨げることはなかった

Pour la vie2


Pour la vie, pour la vie
Pour la vie qui nous change
Et qui dérange
Toutes nos p´tites idées sur tout
Pour la vie, pour la vie,
Pour la vie qui décide
Qui nous file des rides
Au coin des yeux et du cœur
Pas besoin de faire semblant
Ça sert à rien
Chaque jour qui passe on apprend
Qu´on peut jouer sans être comédien
A quoi ça sert d´aller contre
Ça sert à rien
Chaque jour qui passe on apprend
Qu´on suit tous le même chemin

  人生の続くあいだ、人生の続くあいだ、
  僕たちを変え
  なかんずく僕たちの思い上がった考えを妨げる人生の続くあいだ
  人生の続くあいだ、人生の続くあいだ、
  ものごとを決める人生の続くあいだ
  僕たちの目尻と心の隅に
  シワを作る人生の続くあいだ
  うわべを繕う必要はない
  なんにもならない
  日が過ぎゆくにつれ僕たちは学ぶ
  僕たちは役者にならずして演じることができるのだと
  逆らって何になる
  何にもならない
  日が過ぎゆくにつれ僕たちは学ぶ
  僕たちは同じ道を辿っているのだと

[注] la vieは「生命、生気、生涯、人生、生き方、生活」などいろんな意味があるが、この歌詞では「人生」と訳していいだろう。題名でもあり歌詞の後半にもあるpour la vieは「人生のために」ではなく「一生涯、生きているあいだ」という意味であり、qui nous change「僕たちを変える」など、いろんな作用をする「人生」が続くあいだ、ということである。題名としては「生きているかぎり」と言い換えた。
1 j´m´en souviensはOn s´ditの内容だと判断した。ずっとあとに出てくるqui ont dit j´attendsでは、明らかにj´attendsがqui ont ditの内容である。
2 腕時計を見て、時間を無駄にしたことにすぐさま気づくということだろうが、疑問が残る。
3 perdre qn./qc. de vue「…を見失う、への興味をなくす」。ここではse perdre de vue「おたがいにご無沙汰している」。次行のperduはこの意味を引き継いでいるが、意訳した。
4 traiter qn. de tous les noms「…に罵詈雑言を浴びせる」
5 se tomber dans les bras de qn.「…の腕の中に飛び込む、胸にすがる」



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