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2015
05.11

今朝Ce matin-là

Barbara Ce matin-là


バルバラBarbaraの「今朝Ce matin-là」は今の季節にぴったりな素敵な歌!1964年にリリースされた二つのアルバム、Dis, quand reviendras-tu ?とBarbara chante Barbaraに収録されています。作詞はバルバラ自身、作曲はリリアンヌ・ベネリLiliane Benelli。



Ce matin-là 今朝
Barbara   バルバラ


J´étais partie ce matin, au bois,
Pour toi, mon amour, pour toi,
Cueillir les premières fraises des bois,
Pour toi, mon amour, pour toi.

  私は今朝出かけたのよ、森へ、
  あなたのために、愛しい人、あなたのために、
  初摘みの木いちごを摘みに、
  あなたのために、愛しい人、あなたのために。

Ce matin-là1


Je t´avais laissé encore endormi
Au creux du petit jour.
Je t´avais laissé encore endormi
Au lit de notre amour.
Ti li li la la

  あなたをまだ眠らせたままにしておいたわ
  昧爽のふところに。
  あなたをまだ眠らせたままにしておいたわ
  私たちの愛のベッドに。

J´ai pris, tu sais, le petit sentier
Que nous prenions quelquefois
Afin de mieux pouvoir nous embrasser
En allant tous les deux au bois.

  私は、ほら、あの小径を辿ったわ
  もっと愛し合えるようにと
  二人して森へと向かって
  何度か歩いた小径を。

Il y avait des larmes de rosée
Sur les fleurs des jardins.
Oh, que j´aime l´odeur du foin coupé
Dans le petit matin.
Ti li li li li

  露の涙がこぼれていたわ
  庭の花々の上に。
  おお、夜明けの
  刈られた干し草の匂いってとっても好きよ。
  ティリリリリ

Ce matin-là2


Seule, je me suis promenée au bois.
Ti li li li li li li li li
Tant pis pour moi, le loup n´y était pas.
Ti la li li li li li li li

  ひとりで、私は森へ散歩に行ったの。
  ティリリリリリリリ
  残念なことに、オオカミはいなかったわ。
  ティラリリリリリリリ

Pour que tu puisses, en te réveillant,
Me trouver contre toi,
J´ai pris le raccourci à travers champs
Et bonjour, me voilà.

  あなたが、目覚めつつ、
  傍らに私を見つけられるよう、
  私は野原を横切って近道をしたの
  そしておはよう、私はここよ。

J´étais partie, ce matin, au bois.
Bonjour, mon amour, bonjour.
Voici les premières fraises des bois
Pour toi, mon amour, pour toi
Pour toi, pour toi.
Ti li li li li li li li li li li…

  私は今朝出かけたのよ、森へ、
  おはよう、愛しい人、おはよう。
  ほら初摘みの木いちごよ
  あなたのための、愛しい人、あなたのための
  あなたのための、あなたのための
  ティリリリリリリリリリリ…

Ce matin-là3


[注] 歌詞ではce matin「今朝」となっているが、題名はCe matin-làで、「あの朝」で、のちに回想しているようなニュアンスが加わっている。邦題は歌詞内容に合わせ「今朝」とした。



コメント
いつも厚かましいコメントで申し訳ありません。

>歌詞ではce matin「今朝」となっているが、題名はCe matin-làで、「あの朝」で、のちに回想しているようなニュアンスが加わっている。邦題は歌詞内容に合わせ「今朝」とした。

と注にお書きになっておられるのに、どうしてそのまま内容に合わせてしまわれたのですか?

この歌は、内容だけ聞いていると、今もこの恋が続いているような、可愛い恋の歌です。しかしそれがもう、昔のことなのだと、タイトルを見て初めて気づかされるという、一種のバルバラの「だましのテクニック」だと思います。それが台無しにはなりませんか?

日本のシャンソン界ではその点に気づかず、もしくは朝倉さんのように内容に合わせて、という配慮からかもしれませんが、本来は2度おいしい歌になるはずが、1度しか美味しくなくなってしまっていることは、無念です。

「あの朝」とすることに何の不都合がありましょう。それがバルバラが選んだタイトルならば。

少なくとも対訳を紹介するこのブログでは、原詞の意図を殺さないでおいて欲しかったです。多くの、フランス語を解さないシャンソン関係の人たちが朝倉さんのこのブログを頼りにしておられるだけに、残念です。
Blanche Neigedot 2019.06.08 07:55 | 編集
いつも深い洞察に基づいたコメントをいただき感謝しつつ、自らの至らなさに恥じております。

ただ、この歌は私自身も歌っておりまして、その感触を大事にしたい気持ちがあります。
des larmes de roséeやles premières fraises des boisのみずみずしさ
それは、「あの朝」とすると消えてしまう気がします。
Ce matinにlàがそっと付けられているのは、「あの朝」というより「あの、今朝」と言うほうが少しは近い…。
いえ、やはり自分にとっては「今朝」なんです。
「のちに回想しているようなニュアンスが加わっている。」と注に加えることで許していただければと。
朝倉ノニーdot 2019.06.09 17:31 | 編集
誠実なご返答を有難うございます。

しかしながら、対訳で注に加えることで済む朝倉さんのブログを、日本の、フランス語を解さないシャンソン界の方々は、かなり頼りにしておられます。

残念です。
バルバラの意図がタイトルに反映されない、ということが、注だけで済む問題かどうか、ご自身のブログの影響力をお考えいただきたいと思う次第です。

>des larmes de roséeやles premières fraises des boisのみずみずしさ
それは、「あの朝」とすると消えてしまう気がします

私は消えないと思います。
むしろ、胸が痛くなる。。。ああ、この恋はもう終わった恋の話だったのだと、余計に胸がきゅんとなるのを彼女は狙っていたと思います。

このブログが対訳である以上、お歌いになった朝倉さんのお気持ちとは別に、正確を期していただけると嬉しかったです。

勝手なことを申し上げてすみません。
Blanche Neigedot 2019.06.09 20:08 | 編集
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