2015
04.07

モンソー公園でAu parc Monceau

Yves Duteil Au parc Monceau


今回は、イヴ・デュテイユYves Duteilが1981年に作詞・作曲した「モンソー公園でAu parc Monceau」という優しい曲。

モンソー公園は、パリの3大公園の中では最も小さく親しみやすい公園で、凱旋門近く8区の高級住宅街の中にあります。1778年にシャルトル侯爵によって前ロマン主義的な庭園として造られ、劇作家ルイ・カロージが幻想的な庭園に仕上げました。荘厳なアーチ状の正面入口。ロトンド(円堂)と呼ばれるC.N.ルドゥー設計によるパリ入市税徴収小屋。かつてはここがパリの境で、パリに入る人々から税金をとっていたといわれます。「模擬海戦場」を表現したという人工的に廃墟風にしたコリント式円柱、ピラミッド、日本の燈籠など、様々なユニークなオブジェや、ショパン、ギー・ド・モーパッサン、アルフレッド・ミュッセ、アンブロワーズ・トマなどの彫像もあります。円柱の前には池があり、そこに注ぎ込む小川、滝、丘があり、花々が咲き乱れる美しい公園です。また、ここは、1797年に世界最初のパラシュートが着陸した歴史的な地点としてとしても知られているそうです。1783年にモンゴルフィエ兄弟が飛ばすことに成功していた熱気球から。

エンゾエンゾEnzoEnzoとのデュオの動画をYouTubeにアップしました。彼がひとりで歌っているのよりさらにステキです!



2010年に私が撮ってきた公園の写真を入れて歌詞をご紹介しましょう。

Au parc Monceau     モンソー公園で
Yves Duteil & EnzoEnzo イヴ・デュテイユ&エンゾエンゾ


Au parc Monceau
Entre les grilles et les arceaux
Les enfants sages ont des cerceaux
Au fil de l’eau
Dissimulés dans les roseaux
On entend piailler les oiseaux

  モンソー公園で
  柵とアーチとの間で
  おとなしい子供たちが輪回しの輪を持っている
  小川の流れに沿って
  葦の陰から
  小鳥たちのさえずりが聞こえる


Le parc Monceau
Petit morceau de mon histoire
Le vieux monsieur des balançoires
Les cygnes noirs
La ville
Etait à l’autre bout du monde
Entre le lac et la Rotonde

  モンソー公園
  僕の物語の小さな断片
  老紳士 ブランコ
  黒鳥たち
  街は
  世界の向こう側だった
  池と円堂の間


Au parc Monceau2


Au parc Monceau
Entre les grilles et les arceaux
Les cours d’histoire avaient bon dos
 注2
Près du métro
Elle m’attendait sans dire un mot
J’ai pris sa main comme un cadeau


  モンソー公園で
  柵とアーチとの間で
  歴史の流れはいい口実だった

  メトロのそばで
  彼女は何も言わず僕を待っていた
  僕は彼女の手を贈り物を受け取るようにとった


Le parc Monceau
Premier baiser de mon histoire
Sur un des bancs d’une allée noire
Un peu d’espoir
La peur
La folle envie d’oublier l’heure
Ma main posée contre son cœur


  モンソー公園
  暗い小道のベンチでの
  僕の人生で初めてのキス
  わずかの希望と
  恐れ
  手を彼女の胸に置き
  時を忘れていたいというどうしようもない欲求


Au parc Monceau3


Au parc Monceau
Entre les grilles et les arceaux
Le bonheur a fait son berceau

Pour nos seize ans
La pyramide et ses mille ans
Nous avaient cachés des passants

  モンソー公園で
  柵とアーチとの間に
  しあわせはその揺りかごを作ってくれた

  僕たちの16歳のために
  ピラミッドとその千年の歳月は
  僕たちを通行人たちから隠してくれた

Au parc Monceau4


Un parc en France
Petit morceau de mon enfance
Où j’ai trouvé l’adolescence
Un jour de chance

Un square
Bien à l’abri dans ma mémoire
Quand j’y retourne par hasard


  フランスのある公園
  僕の子ども時代の小さな断片
  そこで僕は青春を見つけた
  チャンスがおとずれた日

  小公園
  私の記憶のなかにちゃんと残っている
  私がたまたまそこに戻る時には


Au parc Monceau
Entre les grilles et les arceaux
Entre les gardes et les landaus
 注3
Au parc Monceau
Entre les fleurs et les moineaux
Les cours d’histoire avaient bon dos


  モンソー公園で
  柵とアーチとの間で
  警備員たちと幌馬車との間で

  モンソー公園で
  花々とスズメたちとの間で
  歴史の授業というのはいい口実だった


Au parc Monceau

  モンソー公園で

Au parc Monceau5


[注] ソロの歌詞を示したが、デュオでは代名詞が若干変わっている。
1 sageは「賢明な、思慮深い」が本義だが、「おとなしい」「地味な」という意味にも用いられる。
2 cours d’histoire「歴史の授業」。avoir bon dos「(嘲笑などを)平然と受ける、罪(責任)をかぶる」「いい口実になる」。モンソー公園には歴史があり、由来を考えさせられる建造物やオブジェなども多く、歴史を勉強しようという口実で彼女を誘ったということか。
3 landau子ども連れの多い公園なので「乳母車」かと思ったが、公園内を巡る「幌馬車」のことを言うようだ。



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