
今回も四月にふさわしい曲を。シャルル・トレネCharles Trenetの「四月のパリEn avril à Paris」(1953年)です。いえ、「四月にパリで」としたほうが正確かもしれませんが…。
ジャクリーヌ・フランソワJacqueline François
En avril à Paris 四月のパリ
Charles Trenet シャルル・トレネ
Quand Paris s´éveille au mois d´avril
Quand le soleil revient d´exil
Quand l´air plus doux berce une jeune romance
Quand le printemps vraiment commence
4月にパリが目覚めるとき
太陽が逃亡から戻って来るとき
柔らかさを増した風が若いロマンスを揺するとき
春がまさに始まらんとするとき

{Refrain:}
Alors voici qu´aux portes de Paris
Accourt tout le pays
Par l´amour ébloui
Et du Nord jusqu´au Midi
La France chante et rit
En avril à Paris.
そのとき、ここパリの市門に
国中の人々が駆けつける
ときめく恋にそそられて
そして北から南まで
フランスは歌い笑う
4月にパリで。
À Saint-Michel la Seine 注1
Oublie ses peines anciennes
Au cœur du Luxembourg 注2
Les oiseaux chantent l´amour
Sur un banc Jeanne et Pierre sont de retour
Il fait si bon ma mie
De céder à l´envie
D´un baiser que l´on prend
Que l´on donne en même temps
Au milieu de la fête du printemps.
サン=ミッシェルでセーヌ川は
過去の苦しみを忘れる
ルクサンブール公園の真ん中で
小鳥たちは愛を歌う
ベンチにジャンヌとピエールは戻っている
ねえ愛しい君、とってもすてきなことさ
春の祭の真っ最中に
キスし
またキスされたいという
欲望に屈するのは。

{au Refrain}
[注] 題名では「四月」としたが、歌詞中は「4月」と表記した。
1 Saint-Michel セーヌ左岸の第5区にある地下鉄4号線の駅。
2 Luxembourgセーヌ左岸の第6区にあるJardin du Luxembourg「ルクサンブール公園」
Comment:4
コメント
①平野俶子さんより、もっともっと昔の女性歌手を探しています。この方の曲風は、シャルルトレネと同じ雰囲気でした。(当時、シャルルトレネなんて、知りませんでした。最近、you tubeでシャルルトレネ聴き、探している女性歌手がカバーしていたのでは?と考えました。
②平野俶子さんにyou tubeのシャルルトレネを聴いていただいたら、「この曲風で歌ってみよう」というメールがはいりました。
③ジルベール・ベコーの「遥か国から来た男(この映画の主題歌)」も素晴らしいシャンソンでした。
②平野俶子さんにyou tubeのシャルルトレネを聴いていただいたら、「この曲風で歌ってみよう」というメールがはいりました。
③ジルベール・ベコーの「遥か国から来た男(この映画の主題歌)」も素晴らしいシャンソンでした。
三苫隆義
2017.06.17 23:52 | 編集

貴重な情報をありがとうございました。質問されたご本人にお知らせいたしました。私は日本語の歌詞に疎いので、今後またご存知のことがありましたらよろしくお願いいたします。
朝倉ノニー
2017.01.28 08:01 | 編集

歌詞が少し違いますが「明るい陽がパリの街中を包み 爽やかなそよ風が吹く春が来れば 小鳥が木々の枝で 歌う歌が街に流れ リラの蕾も開き初めぬ 4月のパリ」であれば、平野淑子さんという方が歌っておられます。
黒河 静
2017.01.25 16:06 | 編集

1958年頃、シャルルトレネの「四月のパリ」を日本の女性歌手が歌っていました。
その歌手の名前を知りたいのですが、随分昔のことですので、誰も教えてくれません。
彼女が歌っていたときの歌詞は、次のように覚えています。(なにしろ中学3年か、高校1年のころのことで・・・・うろ覚えなんですが)
『明るい陽がパリの 街中を照らし さわやかなそよ風が吹く春になれば、小鳥が木々の枝で、歌う唄は街を流れ、バラの蕾も開きそむる、四月のパリ』
この歌を口ずさむと、幸せ感に浸ることが出来ます。天国にいるような気分になります。しかし、これを歌っていた女性歌手の名前が分からないので、喉に骨がひっかかっている気持ちがします。
その歌手の名前を知りたいのですが、随分昔のことですので、誰も教えてくれません。
彼女が歌っていたときの歌詞は、次のように覚えています。(なにしろ中学3年か、高校1年のころのことで・・・・うろ覚えなんですが)
『明るい陽がパリの 街中を照らし さわやかなそよ風が吹く春になれば、小鳥が木々の枝で、歌う唄は街を流れ、バラの蕾も開きそむる、四月のパリ』
この歌を口ずさむと、幸せ感に浸ることが出来ます。天国にいるような気分になります。しかし、これを歌っていた女性歌手の名前が分からないので、喉に骨がひっかかっている気持ちがします。
三苫 隆義
2016.10.13 01:27 | 編集
