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2015
04.02

四月のパリEn avril à Paris

Charles Trenet En avril à paris


今回も四月にふさわしい曲を。シャルル・トレネCharles Trenetの「四月のパリEn avril à Paris」(1953年)です。いえ、「四月にパリで」としたほうが正確かもしれませんが…。



ジャクリーヌ・フランソワJacqueline François



En avril à Paris              四月のパリ
Charles Trenet               シャルル・トレネ


Quand Paris s´éveille au mois d´avril
Quand le soleil revient d´exil
Quand l´air plus doux berce une jeune romance
Quand le printemps vraiment commence

  4月にパリが目覚めるとき
  太陽が逃亡から戻って来るとき
  柔らかさを増した風が若いロマンスを揺するとき
  春がまさに始まらんとするとき

En avril à paris4


{Refrain:}
Alors voici qu´aux portes de Paris
Accourt tout le pays
Par l´amour ébloui
Et du Nord jusqu´au Midi
La France chante et rit
En avril à Paris.

  そのとき、ここパリの市門に
  国中の人々が駆けつける
  ときめく恋にそそられて
  そして北から南まで
  フランスは歌い笑う
  4月にパリで。

À Saint-Michel la Seine 注1
Oublie ses peines anciennes
Au cœur du Luxembourg 注2
Les oiseaux chantent l´amour
Sur un banc Jeanne et Pierre sont de retour
Il fait si bon ma mie
De céder à l´envie
D´un baiser que l´on prend
Que l´on donne en même temps
Au milieu de la fête du printemps.

  サン=ミッシェルでセーヌ川は
  過去の苦しみを忘れる
  ルクサンブール公園の真ん中で
  小鳥たちは愛を歌う
  ベンチにジャンヌとピエールは戻っている
  ねえ愛しい君、とってもすてきなことさ
  春の祭の真っ最中に
  キスし
  またキスされたいという
  欲望に屈するのは。

En avril à paris2


{au Refrain}

[注] 題名では「四月」としたが、歌詞中は「4月」と表記した。
1 Saint-Michel セーヌ左岸の第5区にある地下鉄4号線の駅。
2 Luxembourgセーヌ左岸の第6区にあるJardin du Luxembourg「ルクサンブール公園」



コメント
①平野俶子さんより、もっともっと昔の女性歌手を探しています。この方の曲風は、シャルルトレネと同じ雰囲気でした。(当時、シャルルトレネなんて、知りませんでした。最近、you tubeでシャルルトレネ聴き、探している女性歌手がカバーしていたのでは?と考えました。
②平野俶子さんにyou tubeのシャルルトレネを聴いていただいたら、「この曲風で歌ってみよう」というメールがはいりました。
③ジルベール・ベコーの「遥か国から来た男(この映画の主題歌)」も素晴らしいシャンソンでした。
三苫隆義dot 2017.06.17 23:52 | 編集
貴重な情報をありがとうございました。質問されたご本人にお知らせいたしました。私は日本語の歌詞に疎いので、今後またご存知のことがありましたらよろしくお願いいたします。
朝倉ノニーdot 2017.01.28 08:01 | 編集
歌詞が少し違いますが「明るい陽がパリの街中を包み 爽やかなそよ風が吹く春が来れば 小鳥が木々の枝で 歌う歌が街に流れ リラの蕾も開き初めぬ 4月のパリ」であれば、平野淑子さんという方が歌っておられます。
黒河 静dot 2017.01.25 16:06 | 編集
1958年頃、シャルルトレネの「四月のパリ」を日本の女性歌手が歌っていました。
その歌手の名前を知りたいのですが、随分昔のことですので、誰も教えてくれません。
彼女が歌っていたときの歌詞は、次のように覚えています。(なにしろ中学3年か、高校1年のころのことで・・・・うろ覚えなんですが)
『明るい陽がパリの 街中を照らし さわやかなそよ風が吹く春になれば、小鳥が木々の枝で、歌う唄は街を流れ、バラの蕾も開きそむる、四月のパリ』
この歌を口ずさむと、幸せ感に浸ることが出来ます。天国にいるような気分になります。しかし、これを歌っていた女性歌手の名前が分からないので、喉に骨がひっかかっている気持ちがします。
三苫 隆義dot 2016.10.13 01:27 | 編集
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