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2018
04.02

だからParce que

Serge Gainsbourg Parce que


シャルル・アズナブールCharles Aznavourの‘Parce que’は、アズナブール自身が作詞し、ギャビィ・ヴァーゲンハイムGaby Wagenheimが作曲した曲で、1955年のアルバム:Charles Aznavour chante Charles Aznavour, vol. 2に収録されています。
この曲をセルジュ・ゲンズブールSerge Gainsbourgが歌っているのをYouTubeで聴いてたいへん気に入りました。1985年の番組Jeu de la véritéに出演して、自分でピアノを弾いて歌っていますが、これとは違う音源で、ゲンズブールの曲の集大成である2011年のアルバム:Intégraleの18枚目に収録されているのと同じ音源のようです。これにはemission cinq six septという副題が付いているのですが、CDを買っていないので詳細は分かりません。

先日、スブリームさんのグループ・レッスンの帰りに、一人の歌仲間が、ゲンズブールがとてもセクシーに感じられて「ラ・ジャヴァネーズLa javanaise」を歌いたくなった、と言い出したので、つられて私も、亡くなったダンナとちょっと似ているのよ、なんて言ってパス入れの中から古い写真を出して見せたりしました。この歌を聴くと、彼女の言うことがますます頷けます。歌詞内容はまさしくアズナヴールですが、個人的な好みでゲンズブールの曲として出したいと思います。既存の邦題は無いようなので、「だから」としました。

アズナブール



ゲンズブール



Parce que      だから
Serge Gainsbourg セルジュ・ゲンズブール


Parc' que t'as les yeux bleus
Que tes cheveux s'amusent à défier le soleil
Par leur éclat de feu
Parc'que tu as vingt ans
Que tu croques la vie, comme à un fruit vermeil
Que l'on cueille en riant,
Tu te crois tout permis,

 君が青い目をしているから
 君の髪が持ち前の炎のまばゆさで
 太陽と張り合っているから
 君が二十歳だから
 ひとが笑いながら摘み取る
 赤い果実のように、君が人生をかじっているから
 君はすべてが思い通りになると思っていて,

Serge Gainsbourg2


Et n'en fais qu'à ta tête
Désolée un instant prête à recommencer,
Tu joues avec mon cœur, comme une enfant gâtée,
Qui réclame un joujou pour le réduire en miettes
Parc'que j'ai trop d'amour,
Tu viens voler mes nuits du fond de mon sommeil
Et fais pleurer mes jours.

 そして自分が思ったことしかやらない
 やり直すべき時に困惑している、
 君は僕の心と戯れる、甘やかされた子どものように、
 君はおもちゃを欲しがる、それを粉々にするために
 僕が愛を抱き過ぎているから、
 君は僕の眠りのさなかに僕の夜を奪いに来て
 僕の日々を嘆かせる。

Mais prends garde, chérie, je ne répond de rien
Si ma raison s'égare, et si je perds patience
Je peux d'un trait rayer nos cœurs d'une existence 注1
Dont tu es le seul but, et l'unique lien.

 だが気をつけろよ、いとしい人、僕は何も保証しない
 もしも僕の理性が道を外れたら、もし僕が辛抱しきれなくなったら
 君が唯一の目的で、唯一の絆である生き方から、
 僕は僕たちの心を一気に消し去ることができるんだ。

Parc'que je n'ai que toi
Mon cœur est mon seul maître et maître de mon cœur
L'amour nous fait la loi 注2
Parc'que tu vis en moi
Et que rien ne remplace les instant de bonheur
Que je prends dans tes bras
Je ne me soucierais, ni de Dieu ni des hommes
Je suis prêt à mourir si tu mourrais un jour
Car la mort n'est qu'un jeu
Comparée à l'amour
Et la vie n'est plus rien sans l'amour qu'elle nous donne
Parc'que je suis au seuil
D'un amour éternel je voudrais que mon cœur
N'en porte pas le deuil 注3

 僕には君しかいないから
 僕の心は僕の唯一の支配者で、僕の心の支配者たる
 愛は僕たちを支配するから
 君は僕のなかに住んでいるから
 君の腕のなかで僕が得る
 しあわせな瞬間に何も取って代われないから
 神も男たちも、僕は心配しない、
 いつか君が死んだなら僕は死ぬつもりだ
 だって愛に比べれば
 死は戯れに過ぎない
 そして人生が僕たちに与えてくれた愛、それのない人生は無だ
 僕は永遠の愛の入り口にいるんだから
 僕は望む
 僕の心が喪服をまとわないことを

Serge Gainsbourg1


Parce que
Parce que
Parce que ...

 だから
 だから
 だから…

[注]
1 d'un trait「一気に」
2 faire la loi「支配する」
3 porter le deuil「喪服を着る」



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