2017
10.24

美しくもなく、善良でもないNi belle ni bonne

Barbara chante Barbara


バルバラBarbaraの「美しくもなく、善良でもないNi belle ni bonne」です。
1964年のアルバム:Barbara chante Barbaraに収録された曲のうち、この曲と「今朝Ce matin-là」は、リリアンヌ・ベネリLiliane Benelliが作曲しました。既存の邦題を用いました。「善良」という語がちょっとひっかかりますが…。



Ni belle ni bonne 美しくもなく、善良でもない
Barbara      バルバラ


Je suis la très mystérieuse,
Je suis la mante religieuse. 注1
Ni belle, ni bonne,
Je n'aime personne
Et je passe, bonjour.
Je suis celle de la nuit,
Je suis celle de l'amour
Et je croque le mari 注2
Qui rode à mon alentour.

 私は摩訶不思議な女、
 私は残忍なカマキリ女、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール
 私は夜の女、
 私は恋の女
 そして私の回りをうろつく
 オトコを待つの。

Ni belle ni bonne1


Mais non, mes belles,
Mes tourterelles, 注3
Je suis la douce,
Si douce, douce.
J'ai le cœur tendre
Et patte de velours
Et, pour me prendre
Au piège de l'amour,
Il n'y en a qu'un
Qui sait poser ses mains
Au creux de mon cou,
Au creux de mes reins.

 でもね、美女さんたち
 キジバトさんたち
 私は優しいのよ
 とっても、とっても優しいの
 柔らかい心と
 ビロードのような手を持ってるの
 そして、私を恋の罠にかけるのに
 私の首の窪みに、
 私の腰の窪みに
 手を置くことのできる男は
 ひとりしかいないわ。

Pour vous, je suis mystérieuse,
La noire, la fleur vénéneuse,
Ni belle, ni bonne
Qui n’aime personne
Et qui passe, bonjour.
Il s'en est fallu d'un rien, 注4
J'étais blonde au nez mutin.
Chacun a la gueule qu'il a.
Moi j'ai la mienne et voilà.

 あなた方には、私は不思議な女、
 黒い、毒の花、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール。
 ごくわずかなものが足りなかった、
 私はいたずらっぽい鼻でブロンドだった。
 誰しも持ち前の面構え。
 私は自分のをってわけ。

Ni belle ni bonne2


Pourtant si douce,
Oh douce, douce,
Je suis la fidèle,
La pas cruelle. 注5
Quand je vous quitte,
Je vais, cheveux aux vent.
Je vais cueillir
La petite fleur des champs
Mais, pour vous plaire,
Lorsque revient le soir,
Sous les lumières,
Ange du désespoir.

 でもとっても優しいの、
 おお優しいの、優しいのよ、
 私は貞淑な女、
 残忍じゃない女。
 私があなた方の元を去ったとき、
 私は行くわ、髪を風になびかせて。
 私は摘みに行くわ。
 野原の小さな花を
 でも、あなた方に気に入ってもらうため、
 夜がまたやって来たとき、
 明かりのもとで、
 絶望の天使になる

Je suis la très mystérieuse,
La noire, la fleur vénéneuse,
Ni belle, ni bonne,
Je n'aime personne
Et je passe, bonjour,
Et je passe, bonjour

 私は摩訶不思議な女、
 黒い女、毒の花、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール
 そして通り過ぎる、ボンジュール

[注] 歌詞中に、形容詞の女性形を名詞化して用いて自分のことを表現している箇所が多々ある。「…な女」。
1 la mante religieuse「(男に対して残酷な)カマキリのような女」
2 croque le mariはcroque le marmot「待ちあぐむ」をもじっているようだ。
3 tourterelle「キジバト」は、「人になつかない動物」であり「男になびかない女」を意味する。
4 Il s'en faut de+名詞「…だけ足りない」。冠詞のunがついたrienは名詞で「ごくわずかなもの」。
5 cruelleを否定して名詞化している。




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