2017
08.27

愛することの不幸せLe malheur d'aimer

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ジャン・フェラJean Ferratの「愛することの不幸せLe malheur d'aimer」です。ジョルジュ・ブラッサンスGeorges Brassensの歌った「幸せな愛はないIl n'y a pas d'amour heureux」と類似したタイトルですが、こちらはもっと個人的な愛をテーマとしています。1971年のアルバム「アラゴンを歌うFerrat chante Aragon」に収録されています。



Le malheur d'aimer 愛することの不幸せ
Jean Ferrat      ジャン・フェラ


Que sais-tu des plus simples choses
Les jours sont des soleils grimés
De quoi la nuit rêvent les roses
Tous les feux s'en vont en fumée
Que sais-tu du malheur d'aimer

 君はもっと単純なことを知っているか
 日々は隈取りされた太陽だ
 夜にバラは何を夢見るのか
 すべての炎は煙となって消える
 君は愛することの不幸せを知っているか

Je t'ai cherchée au bout des chambres
Où la lampe était allumée
Nos pas n'y sonnaient pas ensemble
Ni nos bras sur nous refermés
Que sais-tu du malheur d'aimer

 僕は部屋の奥に君を探した
 そこにはランプが灯っていた
 そこでは僕たちの足音はいっしょに響かなかったし
 僕たちの腕もたがいを抱くことはなかった
 君は愛することの不幸せを知っているか

Le malheur daimer1


Je t'ai cherchée à la fenêtre
Les parcs en vain sont parfumés
Où peux-tu où peux-tu bien être
A quoi bon vivre au mois de mai
Que sais-tu du malheur d'aimer

 僕は窓から君を探した
 公園は空しくもかぐわしかった
 君はどこに君はどこにいるんだ
 5月に生きていてなんになるんだ
 君は愛することの不幸せを知っているか

Que sais-tu de la longue attente
Et ne vivre qu'à te nommer
Dieu toujours même et différente 注1
Et de toi moi seul à blâmer
Que sais-tu du malheur d'aimer

 君は知っているか、長く待つことが
 常に同じでまた異なる神と
 君を呼ぶためにだけ生きることがどんなものか
 そして君にとっては僕だけに咎がある
 君は愛することの不幸せを知っているか

Le malheur daimer2


Que je m'oublie et je demeure 注2
Comme le rameur sans ramer
Sais-tu ce qu'il est long qu'on meure
A s'écouter se consumer 注3
Connais-tu le malheur d'aimer 注4

 僕は忘れられ
 舟を漕がない漕ぎ手としてとどまるのか
 僕たちは自らの気持ちに従い燃え尽きて
 死んで久しいということを君は知っているのか
 君は愛することの不幸せというものを分かっているのか

[注] 疑問点は多々残るが、見切り発車した。後日の訂正もありうる。
1前行からつながり、te「君を」toujours même et différente「常に同じでまた異なる」dieu「神と」nommer「呼ぶ」。déesse「女神」ではなくdieu(男性名詞)を用いているが、女性なので、différenteと女性形を用いている(mêmeは男女同形)。
2 3行あとのmeureと同様、接続法である。
3 s'écouter「自分の考えに従う」の意味と捉えた。
4 最後のみ、savoir du malheurではなくconnaître le malheurとしている。




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