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2018
05.20

《伊豆高原シャンソンライブ》

5月20日に、伊豆高原のライブハウス《Jiro's》にて、フランス人歌手ドミニク・シャニョンと私たちアミカル・ド・シャンソンの仲間4人のコンサートをおこないます。アミカル・ド・シャンソンの共同主宰者である宇藤カザンが今自分で改築中のギャラリー《Salon des Fontaines》 のすぐ近くです。当日券もあります。お問い合わせ・ご予約は下のフライヤーに記載された電話番号におかけ下さい。

80520jiross.jpg


《Salon des Fontaines》 と《Jiro's》のマップ

fontainemapBs.jpg


コンサートのあと、《Salon des Fontaines》 にもお立ち寄り下さい。工事中で、すごい状態ですが…



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2018
05.20

悲しみよさようならAdieu tristesse

John William Adieu tristesse


1959年の映画「黒いオルフェOrfeu negro」には、先にご紹介したダリダDalidaが歌った「オルフェの歌La chanson d'Orphée」と同様、フランス語版を多くの歌手が歌っている曲がもうひとつあります。「フェリシダードA Felicidade」(作曲:アントニオ・カルロス・ジョビンAntônio Carlos Jobim、作詞(スペイン語):ヴィニシウス・ド・モラエスVinicius de Moraes)です。フランス語版のタイトルは「悲しみよさようならAdieu tristesse」です。YouTubeでは、グロリア・ラッソGloria Lassoティノ・ロッシTino Rossiイヴェット・ジローYvette Giraudイザベル・オーブレIsabelle Aubretが聴けますが、映画の主人公と似た、黒人系の歌手ジョン・ウィリアムJohn William(1922-2011)を選ぶことにいたしました。ギタリストのジョン・ウィリアムズJohn Williamsではありません。彼は、ゴスペルや黒人霊歌をフランスで初めて紹介した歌手として知られます。第2次大戦中はレジスタンス運動に身を投じ、1950年代から70年代中心にかけて歌手として活動し、350曲以上録音し、2005年にはレジョン・ドヌール勲章を授与されました。

映画のなかのアゴスティーニョ・ドス・サントスAgostinho dos Santosの歌。スペイン語




ジョン・ウィリアム



Adieu tristesse 悲しみよさようなら
John William   ジョン・ウィリアム


Tristesse, adieu tristesse un soir de carnaval
Oui mais le bonheur n'est qu'une larme
Qui tremble sur le bord de chaque fleur
Brillant dans l'ombre, à la fin elle tombe
Ce sont les premiers pleurs de notre cœur

 悲しみよ、悲しみよさようなら カーニヴァルの夜に
 ああ、だが幸せはひとつぶの涙にすぎない
 その涙は花の縁で震え、
 陰できらめきつ、ついには落ちる
 それは僕たちの心が初めて流す涙だ

Adieu tristesse1


Le bonheur du pauvre est vraiment dans l'ivresse
Que va lui donner le carnaval
Le pauvre travaille sans cesse, sans cesse,
Pour oublier sa misère, au milieu de la lumière
Il est comme un prince à l'allure fière
Mais son bonheur finit après la nuit

 貧しい者の幸せはまさしくカーニヴァルがもたらす
 酩酊のなかにある
 貧しい者は休みなく、休みなく働く、
 わが身の惨めさを忘れるために、光のただなかで
 彼は威厳ある王子のようだ
 だが彼の幸せは夜が過ぎると終わる

Adieu tristesse2


Tristesse, adieu tristesse un soir de carnaval
On doit profiter de sa jeunesse
Pour rire et pour s'aimer tout simplement
Il faut bien vivre avant que disparaisse
L'envie de s'amuser quand il est temps
L'envie de s'amuser quand il est temps
Tristesse, adieu tristesse...

 悲しみよ、悲しみよさようなら カーニヴァルの夜に
 自分の青春を役立てねば
 ただ笑い愛し合うために
 時が来て楽しみたい欲求が
 時が来て楽しみたい欲求が
 費えるまでは生きるんだ
 悲しみよさようなら…



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2018
05.13

あたし…ロリータMoi…Lolita

Alizée Moi…Lolita


ミレーヌ・ファルメールMylène Farmer は、長年にわたって、自作の歌詞「あたし…ロリータMoi…Lolita」を歌える歌手を探していましたが、2000年にポップスシンガーのアリゼAlizéeを発掘し、歌わせたところ、シングル盤はヨーロッパ全土で合計300万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。以後、作詞:ファルメール、作曲:ローラン・ブトナLaurent Boutonnatによる曲のアルバムを2枚発表しました。
「ロリータLolita」とはもともと、ロシア生まれのアメリカ合衆国の作家、ウラジーミル・ナボコフVladimirovich Nabokovの小説のタイトル。これは少女性愛者ハンバート・ハンバートと、彼が心惹かれた少女ドロレス・ヘイズとの関係を描いた長編で、パリで1955年に出版されたのち、1958年にアメリカで出版されベストセラーとなりました。ヒロインの愛称である「ロリータ」は魅惑的な少女の代名詞となり、ロリータ・コンプレックス(ロリコン)といった派生語も生まれました。ファルメールのこの曲では、ロリータという名前の中学生の女の子をロリコンの対象となる女の子風に描いています。



歌詞と英訳が入った動画



Moi…Lolita あたし…ロリータ
Alizée    アリゼ


Moi je m'appelle Lolita
Lo ou bien Lola
Du pareil au même
Moi je m'appelle Lolita
Quand je rêve aux loups 注1
C'est Lola qui saigne
Quand fourche ma langue, 注2
J'ai là un fou rire
Aussi fou qu'un phénomène 注3
Je m'appelle Lolita
Lo de vie, lo aux amours diluviennes 注4

 あたしロリータ
 ローとかローラでも
 おんなじよ
 あたしロリータ
 オオカミたちを夢見るとき
 血を流すのはローラ
 うっかり言い間違えたとき、
 あたしったらメチャ笑いするの
 変人みたいにメチャに
 あたしロリータ
 いのちの水のロー、愛があふれんばかりのローよ

Alizée3


C'est pas ma faute
Et quand je donne ma langue aux chats 注5
Je vois les autres
Tout prêts à se jeter sur moi
C'est pas ma faute à moi
Si j'entends tout autour de moi
Hello, helli, t'es A 注6
Moi Lolita

 あたしのせいじゃないわ
 そして、あたしが降参したとき、
 今にも飛びかかってきそうな
 人たちが目に入るの
 あたしのせいじゃないわ
 あたしのまわりで聞こえてきちゃうとしたら
 「ハロー、エリ、君は(僕の…)」って
 あたしロリータ

Alizée2


Moi je m'appelle Lolita
Collégienne aux bas
Bleus de méthylène 注7
Moi je m'appelle Lolita
Coléreuse et pas
Mi-coton, mi-laine
Motus et bouche qui n'dis pas 注8
À maman que je suis un phénomène
Je m'appelle Lolita
Lo de vie, lo aux amours diluviennes

 あたしロリータ
 メチレンブルーの
 ストッキング穿いた女子中学生よ
 あたしロリータ
 怒りっぽかったり、そうじゃなかったり
 コットンとウールの混紡よ
 しっ、言わないで
 ママに、あたしが変な子だって
 あたしロリータ
 いのちの水のロー、愛があふれんばかりのローよ

{Refrain}

Alizée1


[注]
1 loup「オオカミ」は性悪な者の例えに用いられるが、ここではうぶな女の子を狙う悪い男で、ロリータはそれを夢見て待っている。
fourcherの原義は「フォークを使って仕事する」「分岐する」だが、この場合、主語はma langueで「言い間違える」の意味。
2 Loはl'eau「水」とかけている。eau de vieは直訳すると「いのちの水」だが「ブランデー、強い蒸留酒」の意味。
3 phénomène本義は「現象」だが、「異常な事」「(見世物の)奇形の人間」「変人」の意味もある。
4 amourは男性名詞だが、文語では複数形が女性名詞扱いされることがあり、diluvien「大洪水の、あふれんばかりの」が女性形になっている。
5 donner sa langue au(x) chat(s)直訳すると「猫に舌をあたえる」だが、解決法、答えが見つからないときに「さじを投げる、兜を脱ぐ」ことを言う。
6 Helloは英語の「ハロー」で、 helliはそれを語尾変化させた形だがが、héli-「太陽の」という接頭辞を思わせる。そのあと、t'es Aで終わっているように聴こえるが、歌詞サイトの表記ではt'es A (L.O.L.I.T.A.) となっている。
意味的には、A=àで、次行のmoiとつながりt'es à moi 「君は僕のもの」ということか。
7 méthylène有機化学における「メチレン(基)」。bleus de méthylène「メチレンブルー、青色塩基性染料」。
8 motus「黙れ、しっ」という感嘆詞。bouche qui n'dis pas ...「…と言わない口」というのは直訳すると妙だが意味は通じる。




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2018
05.06

《第5回 東京シャンソンコンクール》受賞者

5月5日(土)に杉並公会堂小ホールにておこなわれた《第5回 東京シャンソンコンクール》の入賞者をお知らせいたします。私は裏方に徹するしかなく、皆さんのステージは鑑賞できませんでしたが、過去4回に比して来場者の数も格段に増えましたし、ますますレヴェルが上ったと審査員の先生方もおっしゃっていました。運営サイドの手際がだいぶ向上したことも自負したいところですが、ま、出場者の方々、客席の方々に楽しんでいただけるコンクールになってきたなと感じております。

《フランス語歌唱部門》

<グランプリ>
高橋一徳  Je le vois sur ton visage 栃木県

<準グランプリ>
竹崎清彦 Le moribond 山梨県

<プルミエプリ>
木戸口ミカ  Je t'aime 神奈川県
佐藤眞弓 Avec le temps 山形県
佐藤美奈子 L'île aux mimosas 静岡県
矢野達男 Hommage au passant d'un soir 東京都
La belle équipe Tu es mon autre 東京都


《日本語歌唱部門》

<グランプリ>
小林雅子 こんな風に愛されるなんて 東京都

<準グランプリ>
伊藤桂子 恋がいっぱい 東京都
野村幸子 ミモザの島 東京都

<歌唱賞>
あい美沙子 哀しみのジョジョ 東京都
岸本真知子 私の物語(オン・マイ・オウン) 東京都
Keiko あきれたあんた 神奈川県
幸道輝子 愛は貴方のよう 神奈川県
堀江順子 ゲッティンゲン 宮城県


表彰式後の記念撮影

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