2018
01.01

扉のページ

Category: 扉のページ
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このブログは、シャンソンの歌詞のご紹介がメインですが、イヴェント等のお知らせや各種の情報の記事も別のカテゴリーとして書いています。この「扉のページ」は各カテゴリーの記事への入り口です。カテゴリー名あるいは記事のタイトルをクリックするとそれぞれの扉が開きます。 ※スマホの場合はPCモードにしてご覧ください。

シャンソン歌詞・邦訳:原曲の歌詞とその邦訳をメインに、歌手や曲についての解説を適宜加えつつ曲を紹介しています。以前Yahoo!ブログですでに取り上げた曲は、見直し・修正を加えて移しています。

 最新記事 Une île孤独の島:Serge Lama

掲載曲リスト:掲載した曲を原題のアルファベット順にリストアップしています。タイトルをクリックしてその曲のページを開けます。

《アミカル・ド・シャンソン》:シャンソン(カンツォーネ・ラテン・ジャズ)を原語で歌う会《アミカル・ド・シャンソン》の活動内容のご紹介、日程、個々のイヴェントのご案内です。

 《アミカル・ド・シャンソン》へのお誘い
 《アミカル・ド・シャンソン》2017年度日程 
 《アミカル・ド・シャンソン5周年記念コンサート》
 スブリームのシャンソンセミナー《マスタークラス》6月11日受講枠満了。聴講受付中。

《東京日仏文化サロン》:《東京シャンソンコンクール》および《大阪ヴォーカルコンクール》に関する記事です。

 第4回 東京シャンソンコンクール審査結果

朝倉ノニーより:ブログ・オーナーとして皆さんにお伝えしたい情報、そしてまたちょっと個人的なことがらも…。
   
 もうすぐコンサートです!
 1000曲、達成しました!
 《邦訳1000曲達成記念コンサート》5月27日(土)





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2017
06.11

スブリームのシャンソンセミナー《マスタークラス》

本年度は、スブリームのシャンソンセミナー《マスタークラス》を、3月12日、6月11日、10月1日におこないます。
第2回目の6月11日の受講枠は満了いたしました。聴講は受付中です。10月1日分の受講予約も可能です。

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2017
06.07

《アミカル・ド・シャンソン5周年記念コンサート》

フランス語で歌う会《アミカル・ドシャンソン》は6月に5周年を迎えます。そこで、《アミカル・ド・シャンソン5周年記念コンサート》を開催することにいたしました。出演者は、ともにシャンソンを楽しみ研鑽し合ってきたアミカルの仲間たちです。毎月の歌会の延長として、歌う側も聴く側も一体となって楽しめるステキなコンサートにしたいと思います。会場は、アミカルがもっともよく利用している、音響抜群の原宿「アコスタディオ」。ピアノ伴奏は、《大阪ヴォーカル・コンクール》でもお世話になった坂下文野さん。チケットは2000円です。皆さん、ぜひ聴きに、そしてアミカルの応援にいらしてください。

お問い合わせ・チケットご予約は、chatenparadis*gmail.com の*を@に変えてメールで。
あるいはTel&Fax:042-363-2213まで。

アミカル5周年記念3




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2017
05.27

もうすぐコンサートです!

ほんとに当たり前ですが、27日のコンサートまでの日にちが、毎日、1日ずつ減って行き…、ここ数日は通しの練習を続けています。

私は、ブログで邦訳しているだけではなく、フランス語で歌う会「アミカル・ド・シャンソン」、そして「東京シャンソンコンクール」等を主催する「日仏文化サロン」をお世話しておりますので、お客さんには、各種コンクールの入賞者や、毎年何回もソロライブを開いている方々などすごい歌い手たちがいっぱい。代わりに歌ってもらって、客席で聴きたい気分。
でも、そんなこと言ってはいられません。歌唱力で勝負できない分、ユニークさで行こうと居直ることにします。1000曲邦訳達成記念という名目ですから、ヴァラエティに富んだ選曲にし、MCや前奏・間奏時の語りなどを加えて曲の内容を自然に感じ取っていただけるようにしようと思っています。

去年の東京シャンソン・コンクールでフランス語部門グランプリのCom’Ci Com’Ça と今年プルミエプリのLa féeという2組のデュオ、ともに「アミカル・ド・シャンソン」「東京日仏文化サロン」を主宰している宇藤カザンがゲスト出演してくれますし、きっとおもしろいコンサートになるでしょう。

予定している曲を1曲だけ発表いたしましょう。
今年の東京シャンソン・コンクールで日本語部門グランプリの長掘昌恵さんが歌われた「私の街で」は、長掘さんの依頼で私が訳詞したものです。歌詞の権利はすでに長堀さんにあるのですが、私は作者ということで特別に許可を得て歌います。

スペースにかなり余裕のある会場なので、満席になる心配はまったくありません。当日になってお時間の都合がついて行ってみようかと思われたりしたら、予約なしでも大丈夫です。ブログを見てくださっている方々にお会いできるのを楽しみにしていますのでぜひいらしてください。

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2017
05.27

《邦訳1000曲達成記念コンサート》

5月27日(土)のコンサートのフライヤーができあがりました。歌う曲もほぼ決まりました。フランス語の曲を中心に自分で作った日本語歌詞も加え、訳した曲の2%ほどを歌うことになりますが、1000曲訳すよりたいへんだとつい…でももう逃げられない!
頼りになるアニエスさんですし、強力デュオの2組とパートナーのカザンがゲスト出演してくれますし、楽しいコンサートにしたい、いえ、なると思いますので、このブログを見てくださっている皆様、お時間がありましたらぜひいらしてください。お会いできるとうれしいです。

ご予約は、chatenparadis*gmail.comの*を@に換えてメールで。当日受付にご用意いたします。満席の心配はたぶんありません(*^_^*)

この記事を書いている3月3日現在、1000曲まであと60曲ちょっと、あと2ヶ月あまり!

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2017
05.07

第4回 東京シャンソンコンクール審査結果

5月6日におこなわれた《第4回 東京シャンソンコンクール》の審査結果を発表いたします。

<日本語部門> 

グランプリ
長掘昌恵 私の街で 埼玉県

準グランプリ
Li-ra それが貴方なら 宮城県
島田えまり 帰り来ぬ青春 東京都

歌唱賞
安部昭彦 アムステルダム 宮城県
伊藤ひろ子 ゲッティンゲン 宮城県
井上明子 初日の夜 東京都
高田佳予子 私はあなたのもの 兵庫県
西塚祥子 ジュテーム  秋田県
ヒッキー☆ドルファー 地下鉄の切符切り 東京都

<フランス語部門>

グランプリ
金子史央 La chanson de Prévert 東京都

準グランプリ
木戸口ミカ S’il suffisait d’aimer 神奈川県
矢野達男 Les moulins de mon cœur 東京都

プルミエプリ
岸本真知子 Mon cœur survivra pour toi 東京都
佐藤美奈子 Je t'aime 静岡県
野村幸子 Si 東京都
日栄照美 Mon histoire 東京都
La fée Je veux 東京都


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2017
05.06

第4回 東京シャンソンコンクール

5月6日に《第4回 東京シャンソンコンクール》をおこないます。

鑑賞チケット(3000円)を販売中です。当日券もあります。価格は同じです。
お申込み、当日券予約、お問い合わせは、
 電話&FAX:042-363-2213  ケータイ(ショートメール可):080-6490-0218 (宇藤)
 メールアドレス:chansontokyo*gmail.comの*を@に変えて。

前売り券を購入される場合は、お申込み後に下記までご入金下さい。
 ゆうちょ銀行 記号10060 番号37476601 ニチフツブンカサロン
 (他銀行からは、
 ゆうちょ銀行 ゼロゼロハチ(〇〇八)支店 普通預金3747660 ニチフツブンカサロン)

本選会出場者名、曲目は以下の通りです。

日本語部門

あい美沙子 人の気も知らないで 東京都
安部昭彦 アムステルダム 宮城県
阿部澄江 私の兵隊さん 宮城県
伊藤桂子 十字架 東京都
伊藤ひろ子 ゲッティンゲン 宮城県
井上明子 初日の夜 東京都
大西千夏 ブン 岡山県
おぐら恵子 ふるさとの山 千葉県
菊地優 恋のロシアンカフェ 東京都
クリス西本 哀しみの終わりに 兵庫県
島田えまり 帰り来ぬ青春 東京都
高田佳予子 私はあなたのもの 兵庫県
長掘昌恵 私の街で 埼玉県
西田詩朗 雀のように 石川県
西塚祥子 ジュテーム  秋田県
野口明美 風のささやき 京都府
HARU アムステルダム 東京都
ヒッキー☆ドルファー 地下鉄の切符切り 東京都
南口順子 ジュテーム 東京都
森田祥子 哀しみの終わりに 千葉県
矢本麻紀子 群衆 埼玉県
横井さゆり 愛は貴方のように 宮城県
Li-ra それが貴方なら 宮城県

フランス語部門

大木明 La mer 千葉県
金子史央 La chanson de Prévert 東京都
蒲沢しげ子 Barbara 東京都
岸本真知子 Mon cœur survivra pour toi 東京都
木戸口ミカ S’il suffisait d’aimer 神奈川県
佐藤眞弓 Et maintenant 山形県
佐藤美奈子 Je t'aime 静岡県
首藤マキ Tous les visages de l'amour 東京都
白川かおる L'âme des poètes 東京都
竹崎清彦 Ce n'est rien 東京都
継枝ゆみ子 Dis, quand reviendras-tu ? 宮城県
土屋悦子 L'île aux mimosas 東京都
瀞場透 Les sabots d’Hélène 北海道
野村幸子 Si 東京都
日栄照美 Mon histoire 東京都
守田みずほ Domino 岡山県
矢野達男 Les moulins de mon cœur 東京都
吉住克也 Tombe la neige 東京都
吉田かをり C'est beau la vie 東京都
La fée Je veux 東京都

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2017
05.05

孤独の島Une île

Serge Lama Et puis on saperçoit


1000曲で終わるわけではありません。1001曲目です。ペースはガクッと落ちますが今後も訳し続けます。

5月5日は、ナポレオン1世Napoléon Bonaparteの命日。ナポレオン1世は、ワーテルローの戦いでイギリス・プロイセンの連合軍に敗れ、イギリスの軍艦に投降し、イギリス政府は、1815年に彼を南大西洋の孤島セントヘレナ島Sainte-Hélèneに幽閉しました。そしてナポレオンは1821年に死亡するまで島中央のロングウッド・ハウスに暮らしました。
セルジュ・ラマSerge Lamaの「孤独の島Une île」(作詞:セルジュ・ラマ、作曲:イヴ・ジルベールYves Gilbert)は、この島のことを歌っている曲。いえ、ナポレオンに感情移入しつつ自分の心情を歌っている曲です。「孤独の島」という邦題が付けられていますが、孤独なのは島ではなく、孤島で自らの運命と向き合う自分。最後には女性名詞のîle(島)が、別れた女性と重なります。「ひとつの島」という意味の原題のUne îleはその単純さゆえに奥深いものです。

この曲は1969年のユーロヴィジョン・コンクールのフランス代表の候補となりましたが、選ばれず、フリーダ・ボッカーラFrida Boccaraの「リラの季節Un jour, un enfant」が代表となりました。この曲は1970年のアルバム:Et puis on s'aperçoitに収録されました。



Une île   孤独の島
Serge Lama セルジュ・ラマ


Une île, entre le ciel et l'eau
Une île sans hommes ni bateaux
Inculte, un peu comme une insulte
Sauvage, sans espoir de voyage
Une île, une île, entre le ciel et l'eau

 ひとつの島、空と海のあいだの
 人もいない船も無いひとつの島
 無骨で、ちょっと人を侮辱するかのような
 荒涼として、訪れる望みも叶わない
 ひとつの島、ひとつの島、空と海のあいだの

Ce serait là, face à la mer immense 注1
Là, sans espoir d'espérance
Tout seul face à ma destinée
Plus seul qu'au cœur d'une forêt
Ce serait là, dans ma propre défaite
Tout seul sans espoir de conquête
Que je saurais enfin pourquoi
Je t'ai quittée, moi qui n'aime que toi

 それはそこでのことだろう、広大な海に面したところ
 そこで、何の希望も叶わず
 まったく孤独にわが定めと向き合って
 森のまんなかにいるよりもっと孤独に
 それはそこでのことだろう、私自身の敗北のなかで
 征服の望みもなくまったく孤独に
 僕が、君しか愛さないこの僕が、君のもとを去ったのは
 なぜなのか知るのは

Une île1


Une île, comme une cible d'or
Tranquille, comme un enfant qui dort
Fidèle, à en mourir pour elle
Cruelle, à force d'être belle 注2
Une île, une île, comme un enfant qui dort

 ひとつの島、黄金のマトのような
 眠る子どものように静かな
 そのために死にたいほど貞淑な
 美しすぎるがゆえに、冷酷な
 ひとつの島、ひとつの島、眠る子どものような

Ce serait là, face à la mer immense
Là, pour venger mes vengeances
Tout seul avec mes souvenirs
Plus seul qu'au moment de mourir
Ce serait là, au cœur de Sainte-Hélène
Sans joie, sans amour et sans haine
Que je saurais enfin pourquoi
Je t'ai quittée, moi qui n'aime que toi

 それはそこでのことだろう、広大な海に面したところ
 そこで、私の恨みを晴らすために
 まったく孤独に想い出を抱いて
 いまわの際もっと孤独に
 それはそこでのことだろう、セント=ヘレナ島のなか
 喜びも無く、愛も無く、憎悪も無く
 僕が、君しか愛さないこの僕が、君のもとを去ったのは
 なぜなのか知るのは

Une île2


Une île, entre le ciel et l'eau
Une île sans hommes ni bateaux
Inculte, un peu comme une insulte
Sauvage, sans espoir de voyage
Une île, cette île, mon île, c'est toi

 ひとつの島、空と海のあいだの
 人もいない船も無いひとつの島
 無骨で、ちょっと人を侮辱するかのような
 荒涼として、訪れる望みも叶わない
 ひとつの島、この島、僕の島、それは君だ

[注]
1 Ce serait làが2回繰り返され、そのceはQue je saurais…につながる。
2 à force de「…過ぎて」




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2017
05.04

1000曲、達成しました!

今日、5月4日に、1000曲目の「金色の麦の穂の歌La chanson des blés d'or」をアップしました。2011年の1月から、Yahoo!ブログで邦訳を始めてから6年ちょっとのあいだ、さまざまなシャンソンと付き合ってきました。もう、訳したことも忘れてしまっている曲もあるし、とても気に入って、繰り返し聴いている曲も、そして自分で歌うようになった曲もあります。まだまだいい曲がたくさんあり、1000曲でおしまいではありません。1000曲の記事を見直しつつ、今後も、すこしずつ新しい曲に取り組んでいこうと思っています。

気が付けば、一昨日、2日に、70歳になっちゃっていました! 自分でも信じられないけれど、これだけも生きてきたわけです。このブログの一番最初の「ご挨拶」と題した記事に簡単な自己紹介を書きましたが、もう少し細かく書いてみたくなりました。

振り返れば、戦後のベビーブームの昭和22年に大阪で生まれ、受験戦争という波に押されて京都大学文学部に入学し、フランス語・フランス文学を専攻。そして大学紛争時に中退し上京し結婚。カメラマンの夫はいわゆる貧乏な芸術家で、私は男の子4人を育てながらさまざまな種類のアルバイトをしてきました。35歳くらいからヨーガを始め、それが本職に。50歳のときに、学業を中断したという昔のツケを返したい気持ちになり、放送大学に入学。ヨーガと関連ある勉強をということで心理学を専攻し卒業。再度、大学院に入学しヨーガ経典「ヨーガ・スートラ」を研究。その修士卒業の報告をした数日後に夫が亡くなりました。13年前のアテネ・オリンピックの年でした。放送大学はその後、身体生理学を学んで3度目の卒業をしました。最初の入学の際にフランス語の科目を選択したことからフランス語への興味が再燃し始め、アテネ・フランセの総合クラスで一から勉強し直しました。そしてシャンソン・クラスに入ったことで、歌詞の勉強と同時に歌うことへの関心が生まれました。ブログで自分の訳を出し始め、歌い始めた時点では、ただの個人的な活動に過ぎませんでしたが、宇藤カザンと知り合ったことで、フランス語のシャンソンを広げる活動をおこなうというステータスを得て、その取り組みがさまざまに発展して今に至っています。

でも、やはり私は個人的な人間です。つまり社会的な活動より、自分の内側の世界のほうが大事なのです。今までの人生の半分、ヨーガを実践してきました。宗教的なのめり込みはしていませんし、健康のための体操としてお教えしていますが、ヨーガによって培われた感覚なり人生観なりが、油絵でいうとキャンバスのようなものとなっています。そして歌うことは自分の内側と外側をつなぐためにとてもいい架け橋になってくれます。
つまり、こっちに話をもって行きたいのです。27日に予定しているソロ・コンサートに。
残り1ヶ月を切りました。まずは6日の「東京シャンソン・コンクール」の運営をこなしたあとは、集中して準備にかかります。いいコンサートにしたいと思います。がんばります!






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2017
05.04

金色の麦の穂の歌La chanson des blés d'or

Jack Lantier La chanson des blés dor


1000曲目はシャンソンの古典ともいえるこの曲、「金色の麦の穂の歌La chanson des blés d'or」です。作詞:カミーユ・スービズCamille Soubise とL・ル=メトルL. Le Maître、作曲:フレデリック・ドリアFrédéric Doria。1882年にMarius Richardが創唱しました。そしてその後、多くの歌手が歌いましたが、比較的新しいところでは、ジャック・ランティエJack Lantier(Jacques Lantier)が歌い、1973年のアルバム:Femmes, que vous êtes joliesに収録されています。また、1982年には、ケベックのシンガー・ソングライター、ファビエンヌ・チボーFabienne Thibeaultが歌っています。

ジャック・ランティエ

 

ファビエンヌ・チボー



La chanson des bles d'or  金色の麦の穂の歌
Jack Lantier          ジャック・ランティエ


Mignonne, quand la lune éclaire 注1
La plaine aux bruits mélodieux,
Lorsque l'étoile du mystère
Revient sourire aux amoureux,
As-tu parfois sur la colline,
Parmi les souffles caressants,
Entendu la chanson divine
Que chantent les blés frémissants ?

 可愛い人よ、月が輝くとき
 野原には美しい音色が聞こえ、
 神秘的な星が
 恋人たちにまた微笑み始めたとき、
 君は時おり丘の上で、
 甘い吐息の合間に、
 震える麦たちの歌う
 神々しい歌を聞いただろう?

La chanson des bles dor2


Mignonne, quand le soir descendra sur la terre,
Et que le rossignol viendra chanter encore,
Quand le vent soufflera sur la verte bruyère,
Nous irons écouter la chanson des blés d'or !
Nous irons écouter la chanson des blés d'or !

 可愛い人よ、宵闇が地上に降りるとき、
 ナイチンゲールが来て再び歌うとき、
 風が緑のヒースの上に吹くとき、
 金色の麦の歌を聞きに行こうよ!
 金色の麦の歌を聞きに行こうよ!

As-tu parfois sous la ramure,
A l'heure où chantent les épis,
Ecouté leur joyeux murmure
Au bord des vallons assoupis ?
Connais-tu cette voix profonde,
Qui revient, au déclin du jour,
Chanter parmi la moisson blonde
Des refrains palpitants d'amour ?

 君は時おり聞いただろう、枝の下で、
 穂たちが歌をうたうとき、
 まどろむ谷の縁での
 彼らの楽しげな呟きを?
 君は知っていたかい、
 陽が沈むときに
 金色の収穫物のあいだで
 恋にときめく歌をまた
 歌い始めるこの深い声を?

La chanson des bles dor3


Mignonne, quand le soir descendra sur la terre,
Et que le rossignol viendra chanter encore,
Quand le vent soufflera sur la verte bruyère,
Nous irons écouter la chanson des blés d'or !
Nous irons écouter la chanson des blés d'or !

 可愛い人よ、宵闇が地上に降りて来たら、
 ナイチンゲールがまた歌い始めたら、
 風が緑のヒースの上に吹いたら、
 金色の麦の歌を聞きに行こうよ!
 金色の麦の歌を聞きに行こうよ!

Mignonne, allons à la nuit close 注2
Rêver aux chansons du printemps
Pendant que des parfums de rose
Viendront embaumer nos vingt ans !
Aimons sous les rameaux superbes, 注3
Car la nature aura toujours
Du soleil pour dorer les gerbes
Et des roses pour nos amours !

 可愛い人よ、すっかり夜になったら
 春の歌を夢見に行こうよ
 バラの香りが
 僕たちの青春を芳しくしてくれるあいだ!
 みごとな枝の下で愛し合おう、
 だって自然にはいつでも
 麦の束を金色に染める太陽と
 僕たちの愛のためのバラがあるだろうから!

[注]
1 mignonneはmignonの女性形で、女の子や女性に対する愛情語。これにより男性の立場の歌詞と特定される。
2 à la nuit close「すっかり夜になって」
3 aimerは他動詞だが目的語がなく、「愛を営む」といった意味だが、代名動詞s’aimerと同様に「愛し合う」と訳した。




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