2018
01.01

扉のページ

Category: 扉のページ
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このブログは、シャンソンの歌詞のご紹介がメインですが、イヴェント等のお知らせや各種の情報の記事も別のカテゴリーとして書いています。この「扉のページ」は各カテゴリーの記事への入り口です。カテゴリー名あるいは記事のタイトルをクリックするとそれぞれの扉が開きます。 ※スマホの場合はPCモードにしてご覧ください。

シャンソン歌詞・邦訳:原曲の歌詞とその邦訳をメインに、歌手や曲についての解説を適宜加えつつ曲を紹介しています。

 最新記事 Tu es mon autre私の分身:Lara Fabian & Maurane

掲載曲リスト:掲載した曲を原題のアルファベット順にリストアップしています。タイトルをクリックすればその曲のページが開けます。

《アミカル・ド・シャンソン》:シャンソン(カンツォーネ・ラテン・ジャズ)を原語で歌う会《アミカル・ド・シャンソン》の活動内容のご紹介、日程、個々のイヴェントのご案内です。
 
 《アミカル・ド・シャンソン》へのお誘い
 《アミカル・ド・シャンソン》2017-2018年度日程 
 ピアニストのご紹介

《東京日仏文化サロン》:《東京シャンソンコンクール》および《大阪ヴォーカルコンクール》に関する記事です。
 
 《大阪ヴォーカルコンクール》 本選出場者決定
 《第2回大阪ヴォーカルコンクール》 11月30日(木)。応募締め切りました。

朝倉ノニーより:ブログ・オーナーとして皆さんにお伝えしたい情報、そしてまたちょっと個人的なことがらも…。
   
 インターヴュー



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2017
11.30

《第2回大阪ヴォーカルコンクール》

《第2回大阪ヴォーカルコンクール》の要項が決まりました。

701130osaka.jpg



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2017
11.16

私の分身Tu es mon autre

Lara Fabian Tu es mon autre


今回は、ララ・ファビアンLara FabianがモラーヌMauraneとデュオで歌っている「私の分身Tu es mon autre」です。ララの2001年のアルバム: Nueに収録されています。作詞:ララ・ファビアンLara Fabian、作曲:リック・アリソンRick Allison(=Eric Vleminckx)。二人が大半を三度ハモリで歌う曲で、ララはモラーヌ以外の何人かの歌手とも歌っています。私たちアミカルの仲間たちも歌っています。今年のJ’aime chanterコンクールでは、松尾千鶴さんと日栄輝美さんがこの曲で「フランス語進歩賞」(準グランプリ)を受賞されました。
邦題は「私の分身」としました。「もう一人の私」としてもよかったかもしれませんが…。ジュリエット・グレコJuliette Grécoの「悲しみよこんにちわBonjour tristesse」を思い出させるような歌詞内容ですが、けっこう訳し難くて時間がかかり、やっと出します。



Rick Allisonと



Nolwen Leroyと



Lionel Timと。5分過ぎから歌は始まります。



Michael Gregorioと



10 歳から15歳までの少女たちのコーラス




Tu es mon autre     私の分身
Lara Fabian & Maurane ララ・ファビアン&モラーヌ


Âme ou sœur 注1
Jumeau ou frère
De rien mais qui es-tu ?
Tu es mon plus grand mystère
Mon seul lien contigu
Tu m'enrubannes et m'embryonnes 注2
Et tu me gardes à vue 注3
Tu es le seul animal de mon arche perdue注4

 仲良しの姉あるいは妹
 双子の兄あるいは弟
 どうでもいいけどあなたは誰なの?
 あなたは私のいちばん大きな謎
 私の唯一の密接な絆
 あなたは私をリボンで飾り私を育む
 そしてあなたは私を監視する
 あなたは私の迷える方舟のたった1匹の動物

Tu es mon autre1


Tu ne parles qu'une langue aucun mot déçu
Celle qui fait de toi mon autre 注5
L’être reconnu
Il n'y a rien à comprendre
Et que passe l'intrus
Qui n'en pourra rien attendre
Car je suis seule à les entendre
Les silences et quand j'en tremble

 あなたはどの語も空しいひとつの言葉しか話さない
 その言葉は私の分身のあなたを
 よく知っている存在にする
 さっぱり訳が分からないわ
 何も待ってくれはしない
 その侵入者が入ってくるのよ
 だって私だけに聞こえるの
 静寂が、そして私は震える

Toi, tu es mon autre
La force de ma foi
Ma faiblesse et ma loi
Mon insolence et mon droit

 あなた、あなたは私の分身
 私の信条の力
 私の弱さそして私の王
 私の傲慢さそして私の権利

Moi, je suis ton autre
Si nous n'étions pas d'ici
Nous serions l'infini

 私、私はあなたの分身
 もし私たちがこの世の者でなくなれば
 私たちは永遠の存在となるでしょう

Et si l'un de nous deux tombe
L'arbre de nos vies
Nous gardera loin de l'ombre
Entre ciel et fruit
Mais jamais trop loin de l'autre
Nous serions maudits
Tu seras ma dernière seconde
Car je suis seule à les entendre
Les silences et quand j'en tremble

 そしてもしも私たち二人のうちの一人が倒れたら
 私たちの生命の木を
 暗い影から遠く離れた
 空と果実のあいだに保つでしょう
 でもけっして相手から離れすぎないところに
 私たちは呪われることでしょう
 あなたは私の最後の助っ人
 だって私だけが聞こえるの
 静寂がそして私は震えるの

Tu es mon autre2


Toi, tu es mon autre
La force de ma foi
Ma faiblesse et ma loi
Mon insolence et mon droit

 あなた、あなたは私の分身
 私の信条の力
 私の弱さそして私の王
 私の傲慢さそして私の権利

Moi, je suis ton autre
Si nous n'étions pas d'ici
Nous serions l'infini

 私、私はあなたの分身
 もし私たちがこの世の者でなくなれば
 私たちは永遠の存在となるでしょう

[注]
1「分身、伴侶、相性のいい人」の意味のâme sœurを分けて言っている。次行も「双子の兄弟」の意味のfrère jumeauを分けて語順を変えている。
2 enrubannesは「リボンで飾る」の意味の動詞enrubannerの2人称単数形だが、embryonnesは、それと合わせるため「芽生え、胎児」の意味の名詞embryonを動詞化した造語の2人称単数形。「育む」と意訳した。
3garder qn. à vue「…を厳重に監視する」
4 archeは「アーチ」の意味とarche de Noé「ノアの方舟」など、箱型のものの意味とがある。ここでは「方舟」とした。
5 celleは前行のune langue。toiとmon autre は同格。次行のêtreは名詞で、faire A de B「B(toi mon autre)をA(l’être reconnu)にする」。




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2017
11.12

《秋のシャンソンコンサート》

11月12日の午後に 《秋のシャンソンコンサート》を富士見ヶ丘の 《ブレーメン・ハウス》 でおこないます。
ピアノは関根忍、ドラムはチッコ・ソウマ、ベースはドミニク・シャニョン。ドミニクも歌います。
コンサート終了後はビュッフェ・パーティーを予定しています。

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2017
11.06

インタヴュー

月に1度は3泊4日ほど伊豆高原に行って、掃除婦兼土方みたいなことをやっている、と「あと90曲、あと100日ちょっと」と題した2月3日の記事に書きましたが、今年4月末から伊豆高原でヨガを教え始めることになり、月に2回行くことが多くなりました。
分倍河原から南武線に乗り、小田急線・JR・伊豆急と乗り継ぐという最も安い交通手段はその分、時間がかかります。その途中の真鶴にシャンソン仲間のHさんがお住まいで、最近、ご主人といっしょに「和紙」グッズを広める仕事を始められ、そのブログ「和紙はお好き?」で、「シャンソンを1000曲邦訳した」私を紹介したいというお話があり、途中下車してHさんのお宅でご主人にインタヴューを受けました。その記事は10月24日に掲載され、Hさんの口コミ(メルコミ?)でたくさんのシャンソン仲間の皆さんが読んでくださったようです。→こちら

そのインターヴューのページには、私以外は和紙や和文化に関連した方々が紹介されています。私が出るのは場違いじゃないかと心配しましたが、
「空海も最澄も、中国の仏典を翻訳して、その教義を日本人に紹介してきたのです。日本の文化の歴史は、天平の昔から、海外の物を取り入れて、それを発展させて、新しい”和”という文化を創造してきたのです。 今日のインタビューは、シャンソンというフランスの歌の持つ素晴らしさを、7年前からこつこつと翻訳を続けてこられた朝倉ノニーさんです。」
という見事な切り口で、私の心配を払拭させてくださいました。

ヨガを始めた頃、つまり今の半分の歳の私の写真も掲載していただき、それが皆さんにたいへん好評だったようです。興味がおありでしたらご覧になってみてください
思えば歳を取ったものです…。



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2017
11.06

《大阪ヴォーカルコンクール》本選出場者決定

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11月3日に予備審査会があり、下記の35名の本選出場者が決定いたしました。
ご本人への通知は本日発送いたしました。明日お手元に届くでしょう。

(ステージ・ネームで表記します。)
芥川浩子 滋賀県 
浅野美智子 兵庫県
石田尚美 京都府
伊勢田好美 兵庫県
大西千夏 岡山県
岡田きよ子 兵庫県
川西玲子 福岡県
岸本真知子 東京都
木村登茂子 滋賀県
クリス西本 兵庫県
河野みく 兵庫県
小林雅子 東京都
西條伊里也 大阪府
佐々木ひかる 兵庫県
下瀬敦子 兵庫県
シュウ岩田 兵庫県
白川かおる 東京都 
SUZUKO 兵庫県
千輝世美 兵庫県
龍田香住美 兵庫県
チャーリー ニーシオ 大阪府
中田陽子 千葉県
名島将浩 大阪府
西田詩朗 石川県
野口明美 京都府
nona 福岡県
藤田優子 兵庫県
誉田さち 大阪府
松本洋子 兵庫県
みやざきすみこ 東京都
むらはしちか子 福岡県
山田かよこ 滋賀県
YOSHI 広島県
吉住克也 東京都
ラ・ベル・エキップ 神奈川県

本選審査員
大野修平 村上信夫 加藤順子 別府葉子 宇藤カザン

公式ピアニスト:坂下文野 プロフィールは→こちら

去年の第1回は、「大阪」でのコンクールなのに大阪の方の応募が少なく、兵庫県の方が多かったのですが、今年も兵庫県が圧倒的に多いながら大阪も少し増えました。京都府、滋賀県あたりも。でも奈良県、和歌山県は皆無。
また、兵庫県のなかでも姫路の方が多く、《東京シャンソンコンクール》で仙台の方が多いことと類似しています。
ずっと不思議に思っているのですが、《東京シャンソン・コンクール》も含め、四国からの応募がゼロです。四国の方は、民謡以外には興味がないのかしら?また、日本海側も少ないですね。九州は福岡県のみですが3人の方が出場されます。

また、今回は原語歌唱の応募が少なく、本選出場者も大半が日本語歌唱の方々です。

今回の応募は若い方が多く、残念ながら今回は本選に進まれなかった方々も今後力をつけて再挑戦されるでしょう。たいへん楽しみです。
毎回、男性の本選出場者が少ないのですが、今回も同様。
でもその6名は皆、たいへん個性的な方々のようです。がんばっていただきたいです。


◎コンクールのチケットを販売しています。
たいへん質の高いコンクールで、コンサート同様に楽しんでいただけますので、
できるだけ多くの方にご来場いただきたいと思います。

チケットのお申込み・お問い合わせは、上記画像に記載された電話番号かアドレスまで。



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2017
10.29

美しい年齢Le bel âge

Barbara chante Barbara


バルバラBarbaraの「美しい年齢Le bel âge」は、ダリダDaliaの「18歳の彼Il venait d'avoir 18 ans」のようなテーマの曲。これで、1964 年にリリースされ翌65年にACC大賞を獲得した名盤:Barbara chnate Barbaraの12曲をすべて訳し終えました。
死に憧れてÀ mourir pour mourir」「ピエールPierre」「サン=タマンの森でAu bois de saint-Amand」「愛していると言えなくてJe ne sais pas dire」「リヨン駅Gare de Lyon」「ナントに雨が降るNantes」「脱帽よChapeau bas」「パリ、8月15日Paris, 15 août」「要するにBref」「何も持たずにSans bagages」「Ni belle, ni bonne美しくもなく、善良でもない



Le bel âge 美しい年齢
Barbara  バルバラ


Il avait presque vingt ans.
Fallait, fallait voir
Sa gueule: c'était bouleversant.
Fallait voir pour croire,
A l'abri du grand soleil.
Je l'avais pas vu venir.
Ce gosse, c'était une merveille
De le voir sourire.

 彼は二十歳くらいだった。
 見るべき、見るべきよ
 彼の顔、それは衝撃的だった。
 信じるには見るべきよ、
 強い日差しを避けて。
 私は彼がやって来るのを見なかった。
 この若者、
 彼が微笑むのを見るのは
 ひとつの驚異だった。

Voilà que, timidement,
Le Jésus me parle 注1
De tout, de rien, de sa maman.
Tu parles, tu parles.
J'aime beaucoup les enfants.
J'ai l'esprit de famille
Mais j'ai dépassé le temps
De jouer aux billes.

 やぶから棒にも、おずおずと、
 このイエスは私に話した
 あらゆること、なんでもないこと、自分の母親のこと。
 あなたは話す、あなたは話す。
 私は子供たちが大好き。
 私は家族的な精神を持ち合わせていた
 でもビー玉遊びをする
 年代は過ぎていた。

Le bel âge6


Il avait presque vingt ans
Et la peau si douce.
J'ai cueilli du bout des dents
La fleur de sa bouche
Et j'ai feuilleté pour lui
Un livre d'images 注2
Qu'était pas du tout écrit
Pour les enfants sages.

 彼は二十歳くらいで
 柔らかい肌をしていた。
 私は歯の先で
 花のような彼の唇を摘んだ
 そして彼のために
 絵本のページをめくった
 お利口な子どもたちのために
 書かれたものではまったく無い絵本を

Tant de jours et tant de nuits.
Donne, mais je te donne,
Lui pour moi, et moi pour lui
Et nous pour personne
Mais il fallait bien qu'un jour,
Je perde mes charmes.
Devant son premier amour,
J'ai posé les armes. 注3

 幾日も幾晩も過ぎた。
 与えてよ、私はあなたに与えるわ、
 私のための彼、彼のための私で
 私たちは誰のためのものでもない
 でもいつかは、
 私は魅力を失うことになる。
 彼の初恋を前にして、
 私は降りた

Elle avait presque vingt ans.
Fallait, fallait voir
Sa gueule: c'était bouleversant.
Fallait voir pour croire
Ils avaient tous deux vingt ans
Vingt ans, le bel âge...

 彼女は二十歳くらいだった。
 見るべき、見るべきよ
 彼女の顔、それは衝撃的だった。
 信じるには見るべきよ
 彼らはふたりとも二十歳だった
 二十歳、美しい年齢…

Le bel âge7


[注]
1 le Jésus「イエス・キリスト」彼をイエス・キリストにたとえているわけだが、人名に定冠詞を付ける場合は、軽蔑あるいは親しみを込める意味合いが含まれる。
2 利口な子どもたちを対象として書かれたものではない絵本を見せたというのは、恋の手ほどきをしたということだろう。
3 poser les armes「武器を置く、降参する」



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2017
10.24

美しくもなく、善良でもないNi belle ni bonne

Barbara chante Barbara


バルバラBarbaraの「美しくもなく、善良でもないNi belle ni bonne」です。
1964年のアルバム:Barbara chante Barbaraに収録された曲のうち、この曲と「今朝Ce matin-là」は、リリアンヌ・ベネリLiliane Benelliが作曲しました。既存の邦題を用いました。「善良」という語がちょっとひっかかりますが…。



Ni belle ni bonne 美しくもなく、善良でもない
Barbara      バルバラ


Je suis la très mystérieuse,
Je suis la mante religieuse. 注1
Ni belle, ni bonne,
Je n'aime personne
Et je passe, bonjour.
Je suis celle de la nuit,
Je suis celle de l'amour
Et je croque le mari 注2
Qui rode à mon alentour.

 私は摩訶不思議な女、
 私は残忍なカマキリ女、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール
 私は夜の女、
 私は恋の女
 そして私の回りをうろつく
 オトコを待つの。

Ni belle ni bonne1


Mais non, mes belles,
Mes tourterelles, 注3
Je suis la douce,
Si douce, douce.
J'ai le cœur tendre
Et patte de velours
Et, pour me prendre
Au piège de l'amour,
Il n'y en a qu'un
Qui sait poser ses mains
Au creux de mon cou,
Au creux de mes reins.

 でもね、美女さんたち
 キジバトさんたち
 私は優しいのよ
 とっても、とっても優しいの
 柔らかい心と
 ビロードのような手を持ってるの
 そして、私を恋の罠にかけるのに
 私の首の窪みに、
 私の腰の窪みに
 手を置くことのできる男は
 ひとりしかいないわ。

Pour vous, je suis mystérieuse,
La noire, la fleur vénéneuse,
Ni belle, ni bonne
Qui n’aime personne
Et qui passe, bonjour.
Il s'en est fallu d'un rien, 注4
J'étais blonde au nez mutin.
Chacun a la gueule qu'il a.
Moi j'ai la mienne et voilà.

 あなた方には、私は不思議な女、
 黒い、毒の花、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール。
 ごくわずかなものが足りなかった、
 私はいたずらっぽい鼻でブロンドだった。
 誰しも持ち前の面構え。
 私は自分のをってわけ。

Ni belle ni bonne2


Pourtant si douce,
Oh douce, douce,
Je suis la fidèle,
La pas cruelle. 注5
Quand je vous quitte,
Je vais, cheveux aux vent.
Je vais cueillir
La petite fleur des champs
Mais, pour vous plaire,
Lorsque revient le soir,
Sous les lumières,
Ange du désespoir.

 でもとっても優しいの、
 おお優しいの、優しいのよ、
 私は貞淑な女、
 残忍じゃない女。
 私があなた方の元を去ったとき、
 私は行くわ、髪を風になびかせて。
 私は摘みに行くわ。
 野原の小さな花を
 でも、あなた方に気に入ってもらうため、
 夜がまたやって来たとき、
 明かりのもとで、
 絶望の天使になる

Je suis la très mystérieuse,
La noire, la fleur vénéneuse,
Ni belle, ni bonne,
Je n'aime personne
Et je passe, bonjour,
Et je passe, bonjour

 私は摩訶不思議な女、
 黒い女、毒の花、
 美しくもないし、善良でもない。
 誰も愛さない
 そして通り過ぎる、ボンジュール
 そして通り過ぎる、ボンジュール

[注] 歌詞中に、形容詞の女性形を名詞化して用いて自分のことを表現している箇所が多々ある。「…な女」。
1 la mante religieuse「(男に対して残酷な)カマキリのような女」
2 croque le mariはcroque le marmot「待ちあぐむ」をもじっているようだ。
3 tourterelle「キジバト」は、「人になつかない動物」であり「男になびかない女」を意味する。
4 Il s'en faut de+名詞「…だけ足りない」。冠詞のunがついたrienは名詞で「ごくわずかなもの」。
5 cruelleを否定して名詞化している。




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2017
10.20

ママンが帰って来たらQuand Maman reviendra

Jacques Brel Quand maman reviendra


ジャック・ブレルJacques Brelの曲の歌詞には、たいへん深い内容のものと、言葉遊び的な軽い内容のものとがあると思います。「ママンが帰って来たらQuand Maman reviendra」は後者。でも哀愁を帯びた独特の味のある曲です。1962年末に録音し1963年にLes Bigotes / Quand maman reviendra / Les filles et les chiens / La Parlotteの4曲のアルバムとしてリリースされました。



ブレルがこの曲を作っている様子



Quand Maman reviendra ママンが帰って来たら
Jacques Brel        ジャック・ブレル


Quand ma maman reviendra
C'est mon papa qui sera content
Quand elle reviendra maman
Qui c'est qui sera content c'est moi
Elle reviendra comme chaque fois
À cheval sur un chagrin d'amour
Et pour mieux fêter son retour
Toute la sainte famille sera là 注1
Et elle me rechantera les chansons
Les chansons que j'aimais tellement
On a tellement besoin de chansons
Quand il paraît qu'on a vingt ans 注2

 ママンが帰って来たら
 喜ぶのはパパだ
 ママンが戻って来たら
 喜ぶのは僕だ
 ママンはいつものように
 馬に乗って恋の悩みを越えて戻って来る
 そしてその帰還をもっと祝うため
 聖家族が全員集う
 そしてママンは僕にまた歌を歌う
 僕がこんなに好きな歌を
 僕たちにはこんなに歌が必要なんだ
 二十歳くらいの時には

Quand Maman reviendra1


Quand mon frère il reviendra
C'est mon papa qui sera content
Quand il reviendra le Fernand
Qui c'est qui sera content c'est moi
Il reviendra de sa prison
Toujours à cheval sur ses principes
Il reviendra et toute l'équipe
L'accueillera sur le perron
Et il me racontera les histoires
Les histoires que j'aimais tellement
On a tellement besoin d'histoires
Quand il paraît qu'on a vingt ans

 僕の兄さんが帰って来たら
 喜ぶのはパパだ
 フェルナンが帰って来たら
 喜ぶのは僕だ
 監獄から帰って来る
 いつも馬で自分の主義にのっとって
 兄さんは帰って来るそしてチームの全員が
 ステップのところで彼を迎える
 そして彼は僕に物語を語る
 僕がこんなに好きな物語を
 僕たちにはこんなに物語が必要なんだ
 二十歳くらいの時には

Quand ma sœur elle reviendra
C'est mon papa qui sera content
Quand reviendra la fille de maman
Qui c'est qui sera content c'est moi
Elle reviendra de Paris
Sur le cheval d'un prince charmant
Elle reviendra et toute la famille
L'accueillera en pleurant
Et elle me redonnera son sourire
Son sourire que j'aimais tellement
On a tellement besoin de sourires
Quand il paraît qu'on a vingt ans

 僕の姉さんが帰って来たら
 喜ぶのはパパだ
 ママンの娘が帰って来たら
 喜ぶのは僕だ
 彼女はパリから帰って来る
 魅惑の王子の馬に乗って
 彼女は帰ってきて家族全員
 涙を流しながら彼女を迎える
 そして彼女は僕にまた微笑みをくれる
 僕がこんなに好きな微笑みを
 僕たちはこんなに微笑みが必要なんだ
 二十歳くらいの時には

Quand Maman reviendra2


Quand mon papa reviendra
C'est mon papa qui sera content
Quand il reviendra en gueulant
Qui c'est qui sera content c'est moi
Il reviendra du bistrot du coin
À cheval sur une idée noire
Il reviendra que quand il sera noir 注3
Que quand il en aura besoin
Et il me redonnera des soucis
Des soucis que j'aime pas tellement
Mais il paraît qu'il faut des soucis
Quand il paraît qu'on a vingt ans

 僕のパパが帰って来たら
 喜ぶのはパパだ
 パパがどなりながら帰って来たら
 喜ぶのは僕だ
 パパは角のビストロから帰って来る
 悪い考えにのっとって馬で
 パパは暗くなったら帰って来る
 帰るのが必要になったら
 そしてパパはまた僕に心配させる
 僕がこんなに好まない心配を
 だが心配は必要なようだ
 二十歳くらいの時には

Si ma maman revenait
Qu'est-ce qu'il serait content papa
Si ma maman revenait
Qui c'est qui serait content c'est moi

 もし僕のママンがまた行っちゃったら
 パパは喜ぶだろうか
 もし僕のママンがまた行っちゃったら
 喜ぶのは僕だよ

[注]
1 la sainte famille「聖家族」本来はヨセフ、マリア、イエス・キリストを言う。
2 Quand il paraît qu'on a vingt ansはぼやかした表現であり、直訳すると「二十歳になったと思われる時」だが、意訳した。
3 quandの前のqueは強調のために加えられているようだ。



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2017
10.16

太陽のようにComme un soleil

Michel Fugain Comme un soleil


ミッシェル・フュガンMichel Fugainの「太陽のようにComme un soleil」は、これから現れるはずの伴侶を待っているという内容の曲。シャルル・アズナヴールCharles Aznavour「君を待つJe t'attends」、アクセル・レッドAxelle Redの「あなたを待つJe t'attends」、そしてムルージMouloudjiの「いつの日にかUn jour, tu verras」も同様の内容でしたね。ほかにもあったような…。

この曲は、Big Bazar 結成以前の1970年にリリースしたフュガンのセカンド・アルバム:Comédie musicale ‘Un enfant dans la ville’に収録され、その後、多くの歌手がカヴァーしています。

ミッシェル・フュガン



ナナ・ムスクーリNana Mouskouri



ジネット・リノGinette Reno



レ・ザンジュLes Angesという女性デュオ



Comme un soleil 太陽のように
Michel Fugain   ミッシェル・フュガン


{Refrain:}
Comme un soleil, comme une éclaircie
Comme une fleur que l'on cueille entre les orties
Elle doit venir, comme vient le beau temps
Elle doit venir comme vient le printemps

 太陽のように、晴れ間のように
 イラクサのはざまに摘む一輪の花のように
 その人はきっとやって来る、晴天がやって来るように
 その人はきっとやって来る、春がやって来るように

Comme un soleil10


Demandez-moi tout ce que vous voulez
Et sans regrets je vous le donne
Mais dites-moi où je la trouverai
Celle qui comprendra, celle qui me dira
"Où que tu ailles je vais avec toi
Quel que soit le chemin, je te suis pas à pas"
Et s'il m'arrivait alors de tomber 注1
C'est elle qui me relèverait

 お望みのものをなんでも僕に要求してくれ
 僕は悔いることなくあなた方にそれを差し出そう
 だがどこにその人が見つかるのか教えてくれ
 「あなたが向かうところに私はあなたともに行くわ
 どんな道でも、1歩ずつあなたについて行くわ」
 と心に思い、僕に言う人が
 そしてもしも僕が倒れたりしたら
 僕を起き上がらせてくれるのはその人だ

{au Refrain}

Comme un soleil2


Demandez-moi tout ce que vous voulez
De ne plus jamais voir personne
De renoncer aux parfums de l'été
Aux accords de guitare, aux fumées de la gloire 注2
Demandez-moi de ne plus croire en rien
Pourvu que je la voie au bout de mon chemin
Demandez-moi tout ce que vous voulez
Mais dites-moi où la trouver

 お望みのものをなんでも僕に要求してくれ
 もうけっして誰にも会うなと
 夏の香りを
 ギターの音色を、栄光のはかなさを拒めと
 何も信じるなと僕に要求してくれ
 僕の道のりの果てにその人を見出せさえすれば
 お望みのものをなんでも僕に要求してくれ
 だがどこにその人が見つかるのか教えてくれ

{au Refrain}

[注]
1 il arrive à qn. de+inf.「…が…することがある」
2「栄光はうたかたにすぎない」の意味をLa gloire n’est que fumée.と表現するなど、fumée「煙」は「むなしいもの、はかないもの」を例えるのに用いられる。




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